2016年現在未だにフィジカルを入手できていないかっこいいパンクのレコード。2015年リリースのスウェーデンのバンドの1stアルバム。
このブログでいつも紹介するMasshysteri系…というよりはSteve Adamyk Band(以下SAB)のシリアス路線の曲を主軸に置いた哀愁パンク。このたとえで伝わる人には伝わるであろうと信じております。
ウーメオパンク的な硬質ギターサウンドに哀愁メロディーとSABのポップパンクサウンドが奇跡的なバランスで融合を果たしている上に、クドくなりすぎないギターソロをすんなり入れてくるあたりこのジャンルをワンランク引き上げた印象があります。この洗練のされ方はMasshysteriというよりは前身バンドのVicious的ですね。
ボーカルはSABのようなコーラスワークで魅せるのではなく存在感あるボーカリストがぐいぐい引っ張っていくスタイル。DescendentsのMiloとLinkの柳井さんを足して3で割ったような、しゃがれたガキくさいボーカルが最高だあ〜!
リリース元のLovely Recordsは新興レーベルにもかかわらずYoutubeでは驚異的な再生数をたたき出していたりします。それなのに全然日本に入ってきてなくてほとんど話題にもなってないような気がして残念です。素晴らしくかっこいいアルバムなんでBaseあたりに入荷しないもんでしょうかね。
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