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POWER PYRAMID / INSOMNIA EP
オクラホマのシューゲイザーバンドの今年リリースされたEP。今はデータのみで、4月にカセットで出るそうです。

My Bloody ValentineのYou Made Me Realise~Isn't Anything路線のパンク感と甘さとスピードにグランジオルタナティブロックの重さを無理なく融合させ、キャッチーなメロとリードギターとソロで聴き手をガッチリと掴む。表情豊かな曲展開・構成は優等生的ですが、バンド名とアートワークから感じられるイロモノ感…先達であるAll Natural Lemon & Lime FlavorsやSunshine Factoryに通じる爽やかさと気持ち悪さも兼ね備えているのがアメリカのバンドらしいところです。

キャッチーで躍動感があるシューゲイザーが聴きたい人にオススメしたいバンドであります。個人的には「Spring 2013 Dust House Single」のショボ過ぎるゴミみたいなシューゲイザーがツボ。

Bandcamp
| シューゲイザー | 21:33 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ESTRANGED / ST
待ってました。ポートランド産パンクバンドの4年振りの新作。

この3枚目ではモノクロのトーンと哀愁のメロディーを押し出した作風にシフトしました。ギターサウンドも歪みを増しギャンギャンと掻き鳴らす。音の隙間を埋めるかのようにピアノやアコギターをバックに配した曲も目立ち、一種シアトリカルな雰囲気すら感じます。

前作「The Subliminal Man」はストイックなリフやフレーズとダークなメロディーを突きつめたWipersの独自解釈ともいえる音の隙間から想像力を刺激する作風だったので、この感傷的で大仰な路線にはちょっと抵抗があります。僕としては安易な哀愁メロ路線に流れてほしくはなかったのですが…。

とはいえそこはEstrangedですから曲の出来はなかなかのものです。特にラストを飾る「The Ride」。荒涼としたイントロ、闇夜を斬り裂いていくかのごときギター、決意を秘めたボーカル…。WipersともMasshysteriとも違う哀愁メロディーと緊迫感が素晴らしい。オーバーダブもほどほどで、「The Subliminal Man」の雰囲気と今作の雰囲気がマッチしている名曲といえるでしょう。

個人的には「The Subliminal Man」の雰囲気が好きでしたが、標準値は軽く越えているので聴き込んでいくうちにハマるかもしれません。前作があんまりピンとこなかった人や哀愁メロが好きな人はどうぞ。

Bandcamp
| 2010'S PUNK | 20:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
APACHE / CIVIL DISOBEDIENCE
サンフランシスコのロックバンドApacheの2枚目のシングルです。既にシングル1枚アルバム2枚をリリースしています。以前はプロトパンク色濃厚な渋い玄人向けの音楽性でしたが、このシングルではキャッチーでワイルドなロックンロールを展開。

パトカーのサイレンをバックに爆走するA面「Civil Disobedience」もいいですけど、Norton RecordsのDaddy Long LegsさんをフィーチャーしたB面の「Motorcycle Madness」が最高すぎます!ブルルンブルルンと唸りをあげるバイクのエンジン音とガンガンに吹き荒れるハーモニカ!そしてDaddyさんの酒焼けしたような超かっこいいダミ声ボーカルと、サビの「モーターサイコマッネース!」の大合唱で大盛り上がりの名曲!この曲はネットでは視聴できないので、是非現物を手に入れて針を落としてみていただきたい。

お気楽で好戦的なロックンロールでとても楽しい盤です。この路線でアルバム作ってほしいな。

Soundcloud
| 2010'S PUNK | 16:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
GENTLEMEN / SEX TAPE
 近年盛り上がっているオーストラリアのパンクシーン。ヘボいガレージからダークでロウなパンクやポストパンクと色々ですが、登場するバンドはどれも著しくバランスを欠いたバンドばかり!最近はパワーポップや70'sパンクが今一つピンとこない気分だったので、ワタクシも数年遅れでその流れに便乗してみました。

このオーストラリアのGentlemenのSex Tapeは12年に自主で発表されたテープをHomeless Recordsがアナログ化したもの。
不快感でいっぱいのアートワークから想像できる、メロディーなど一切ないノイジーで病的なパンクロックです。

ギタギタで傷だらけの真っ黒なノイズを放出するギターと、ピキピキ、キュルキュルと癇に障るフレーズを弾くギターのコンビネーション。ずもももも…と不気味に唸るベース。人を不愉快にさせる喚き声と基本的な要素は網羅しつつも、音のバランスや曲構成は割としっかりしています。イカれているようでハードコアに突っ込んでくる曲から反復フレーズでじわりじわりと追い詰めてくるような曲までそつなくこなす器用さ。

あまりこの手のバンドを聴かないのでこのバンドならでは魅力があるのかないのかよくわからないのが心苦しい…ですがアートワークなどで雰囲気を感じ取った人なら楽しめるだけのかっこよさはあるぞ、と断言してしまいましょう!さしずめGerms ミーツ Francis Harold And The Hologramsといったところでしょうか?いや、レコード屋さんで引き合いに出されてたバンドをテキトーに並べてみただけですスイマセン。

パンクロックというニッチなジャンルの中でもさらにアングラな世界に身を置くバンドなのでちょっと手を出しにくいとは思いますが、だからこそこのジャンルのバンドは一度知ってしまうと病み付きになる魅力があります。今盛り上がっているオーストラリアパンクシーン、ひいてはこのジャンルを知るきっかけとして是非この機会にいかがでしょう。

bandcamp
| 2010'S PUNK | 20:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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