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NEIL HALSTEAD / PALINDROME HUNCHES
なんかSlowdiveが再結成するらしいですが、今回はSlowdiveのフロントマンNeil Halsteadさんのソロ4作目にして最新作を紹介しちゃいますよ。
バンド解散後のメンバーは皆フォーク路線に転向してしまったので、熱心なシューゲイザーファンでもソロ活動を追いかけてる人ってそう多くはないんじゃないかなという印象があります。
実際僕もNeilさんの作品を聴くのは今回が初めてだったりするのですが、これが素晴らしいアコースティックアルバムで。シューゲイザーじゃないからってスルーするのはもったいなさすぎる大傑作ですよ!

収録曲はといいますと、内へ内へと向かっていったSlowdiveとは対照的な穏やかで優しい曲が目白押しです。Neilさんの美声と爪弾かれるアコギによるハーモニー。そこにピアノやバイオリンが色を添えていく感じでしょうか。フォークですけど、どフォークってわけでもなく、トラッドし過ぎないアレンジでとても聴き易いです。

郷愁を誘うメロディーが多い今作の中でも「Full Moon Rising」は特に素晴らしいですねえ。シンプルな曲ですが、永遠を感じさせてくれる感動フォークですよ(意味不明)。

気合入れて作ったってことは十分伝わってきますし、実際名盤だと思いますが、ジャンルがジャンルだけに一部の人にしか届かないかもしれません。
Slowdiveのように大勢に迎え入れられるわけではないけれど、ひっそりと静かに愛され語られていくような名作ではないでしょうか。

パンクで疲れた耳に一つどうでしょう。Dakota SuiteやOwen、ポストクラシカル、スロウコアのファンも是非是非。

Full Moon Rising
| INDIE POP・ROCK | 21:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
BOB MOULD / SILVER AGE
 ハスカードゥーにシュガーと輝かしいキャリアを築いてきたBob Mouldさんですが、ソロの活動の評価ってどうなんでしょう?諸作が中古で投げ売られているのをよく見かけるあたり、あんまり高くはないのかな。今は無きHMV仙台一番町店で「District Line」が告知も無く売り出されていましたが、輸入盤のみでポップ無し、試聴機の3枚目という扱いの悪さに悲しくなったこともありましたっけ・・・。
個人的にこの方のメロディーのセンスはダイナソージュニアのJ・マスキスさんや、ビルト・トゥ・スピルのダグ・マーシュさんと肩を並べる程だと思っているのですが。

今作もタイトルが「Silver Age」ってんで落ち着いたサウンドなっちゃったのかなーなんて気を揉んでましたが、先行トラックの「The Descent」で昔と何一つ変わらない青春ギターロックを聴かせてくれてガッツポーズです。「Body Of Song」では何を思ったのかデジロックに挑戦したりして(名盤ですけどね)びっくりさせられましたが、そんな回り道をしてきたからこそメロディーはさらに冴えわたっているのではいか。それほどに今作は素晴らしいと思います。

収録曲10曲、30分を爆音ギターと青春メロディー、50過ぎてるのに衰え知らずの伸びやかなボーカルに身を任せて一気に駆け抜けていく感覚は最高というしか。

あえてケチをつけるとすれば、いつの頃からか使われなくなった12弦ギターが今回も入ってなかったことくらいです。あれボブおじさんのトレードマークだと思ってたんですが、なんで封印しちゃったんでしょうか?まあこれは完全に言いがかりなのでスルーしてくださって結構です。

バンドのコンセプトとか世界観とか、自らの音楽を正当化するギミックなんて一切ナシ!誠実でド直球の青春ギターロック。貫禄の大名盤!

オフィシャルサイト
| 2010'S PUNK | 19:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
MIDWAY STILL / ALWAYS ENDS
 2010年に復活し、奇跡の来日を果たしたUKメロディックバンドMidway Stillの4枚目。90年代にはNirvanaのUKツアーをサポートしたこともあってその実力は折り紙つき。それにしてもなんなんですかこの名盤は!?前作「Note To Self」も唄、メロディー、演奏全てをパワーアップさせて帰ってきてくれて嬉しかったんですがね、今作はそれすらも凌駕しているじゃないですか!

歌心溢れるボーカル、イギリスらしい曇ったメロディーに空間系エフェクターを多用したギター、3ピースとは思えない程に分厚いバンドサウンドはメロディックパンクの枠に収まりきらないカッコよさ。インタビューではDinosaur.Jrに影響を受けたと答えていましたし、元々オルタナ畑からも評価されていただけあって、豪快でエモーショナルな音楽性はSwervedriverなんかとも共通点を見いだせますねえ。

このブログ的には去年のSamiamのアルバムにやられた人とか、パンクは知らないけどシューゲイザーが好きでSwervedriverも全然ありだよって人なら間違いなく好きになれるアルバムだと思いますが、UKメロディックとか、再結成した伝説のバンドの作品とか、そういったキーワードに囚われずに楽しめるアルバムになっているんじゃないでしょうか。

不敵なカッコよさを秘めた「This Is How It Ends」、シュゴー!ズドー!と轟音ギターが炸裂する「No Gurantees」、ゴリゴリのリフで攻めまくる渋い「Seeing Red」などなど名曲の連発でメロメロですよ。
そうそう忘れちゃならないのが浮遊感溢れる「It's Easy」。これは彼等流のシューゲイザーなのかもしれませんね。90年代にMy Bloody Valentineをカバーしていましたし。サビがまた泣けるんです・・・。

や、もう文句なしの名盤ですよ。90年代のアルバムはちょっと渋すぎて(そこがいいんですが)とっつきにくく感じてしまうかもしれませんし、まだ手に入れにくいかと思うので再結成後のアルバムから入っちゃって問題ないんじゃないですかね。
そんなわけで↓のbandcampで聴いてCDを買ってください。そしてまた日本に呼びましょう。

bandcamp

You Made Me Realise カバーした理由は「簡単でカッコイイ曲だから」ってDOLL
のインタビューで答えてた気がする。
| MELODICK PUNK | 18:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
LORELEI / EVERYONE MUST TOUCH TEH STOVE
Lilysのメンバーが在籍しているというシューゲイザーバンドのLorelei。アルバムはおそらくSlumberlandから94年に出たこの一枚のみ。シングルが2枚出ています。
先頃アメリカで開催されたシューゲイザーフェスティバルに出演するなどバンド自体はまだ存在しているようです。

当時萌芽し始めていたポストロックや音響系といったジャンルに当てはまりそうな実験的で多様、それでいてポップなインディーロックサウンドで、シューゲイザーから脱却を図ったバンドとしてはちょっと珍しい道を歩んでいたんじゃないですかね。

アルバムに統一感は無く、中にはポストパンクもどきみたいな捨て曲もあったりはするのですが、節操も無く音楽性を変化させていったLilys(4枚目の「Better Can't Make Your Life Better」じゃマージービートバンドになってて腰砕け。)に比べると、「何か新しいものを作ってやるんだ!」といった野心が感じられます。

オープニングを飾る「Today's Shrug」はPeleを思わせるポストロック、9分弱の疾走曲「Newsprint」あたりはエモを通過した耳で聴くと結構時代の先を捉えていたかっこいい音でビックリしました。それでいて「Thigh For A leg」ではPaint In Watercolourを連想させるまどろみシューゲイザーもしっかりやってくれているのも嬉しい。

マイナーな音源ではありますが、結構人を選ばず聴けるアルバムだと思っております。シューゲイザーの歴史を知るためにも是非聴いてみてください。

Thigh For A leg

Soundcloud←そして近々リリースされる新作の曲
| シューゲイザー | 13:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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