こんばんは。最近は記事を書こうにも全く筆が乗らず、書いては消し書いては消しで更新が滞ってしまいました。嬉しさのあまり一日に3~5件くらい更新していたブログ開設当初が懐かしい。
ところでGentleman Jesseの新作すごくいいですね。今年のベストクラスの音源だと思います。少しずつレビュー書いておりますのでそのうちアップ出来たらと。よかったらまた覗いてみてください。
でもって今回もまた誰にも期待されていない管理人の自己満のコーナー、映画の感想です。
ネタバレがあるので注意してくださいね。
ザ・ウォード/監病棟禁
「オチ読め過ぎ」ということで評価が低いカーペンター最新作。視聴者を驚かせるポイントも予想通りの展開で、逆にホッとしてしまうのはホラーとしては本末転倒なのですが、登場人物は皆キャラが立っていますし音楽はやっぱりカーペンターのそれで、押さえるべきところはしっかりとしています。確かに「ゴーストハンターズ」とか「ゼイリブ」のようなギミックは無く地味ですが、このソツの無さはむしろ「ハロウィン」のような正統派ホラーへの回帰的な映画といっていいんじゃないでしょうか。元々箱庭的なスケールの映画を作る人なので閉鎖病棟という舞台も合っていると思います。まだまだ御大は健在ですよ!また映画作ってほしいです。
カーペンターといえば「遊星からの物体X ファーストコンタクト」の
トレーラーが公開されましたね。こちらも楽しみにしています。
ハチェット アフターデイズ
殺人鬼ビクター再び。今回はしっかり斧を使ってくれていて前作の不満を解消した内容になっています。随所から監督のアダム・グリーンさん(映画冒頭でカメオ出演してます)のホラー映画への愛が伝わってくる良作ホラー。あと彼の監督作「フローズン」のキャラがチラッと出ています。それとヒロイン役の女優さんが代わっていてちょっと違和感あるんですけど、「恐怖のあまり老け込んだ」と解釈すれば気にならないかと。
ネタバレ→
トニー・トッドが銃を持ってるのにもかかわらず、何故か素手で斧を持ったビクターに挑んで殺されるシーンがありましたが、あれは「ジェイソン N.Y.へ」のジェイソン相手に素手で戦って殺された黒人少年へのオマージュですよね?←ここまで反転。
バスケットケース
言わずと知れたフリークスムービーの傑作。奇形の兄貴が弟の彼女を殺すシーンが有名ですね。ホント、やるせない映画です。
狼よさらば
デ〜スウィッシュ!ブロンソンの映画をみるのはこれが初めてです。ブロンソンはあまり感情を露わにせず、静かに怒りを燃やす復讐者を熱演しています。
いろんな映画でニューヨークの地下鉄の無法地帯っぷりがテーマになりますが、この映画からも当時の夜のニューヨークの恐ろしさが伝わってきます。それとポール・カージーをはじめ登場人物がみんなお洒落なのも舞台がニューヨークだからなのでしょうか。
タイトル忘れたけど、タランティーノの映画で「ポール・カージー気取りか」ってセリフがありましたね。何人の人がブロンソンを思い浮かべたのかは謎ですが。
フロム・ダスク・ティルドーン
予備知識無しに観たら目が点になりました。ここまで頭の悪い映画を観たのは久しぶりです。よく見たら役者陣滅茶苦茶豪華なんですよね。ジャケット右上のタランティーノも強盗で性犯罪者の基地外という美味しいキャラ。「プラネットテラー」でもアレな役をノリノリで演じていましたっけ。おすすめ。
処刑惑星
まったく期待せずにレンタルしたんですが、ここ最近で一番しびれた映画です!ボバ・フェットとアイアンマンをガッチャンコしたようなスーツがとてもカッコイイ!低予算にもかかわらず大胆な程に詰め込まれた裏設定は、下手をすると世界観をさらに縮めてしまう危険性を孕んでいますが、この映画は上手く作用しています。是非とも次回作が見てみたいです。砂と岩だらけの渋い映画ですがオススメです。ヒロイン?も萌えます。
ドラゴンボール エボリューション
「アメリカ版ドラゴンボール」と割り切ってしまえば楽しめるんじゃないでしょうか。ブルマは可愛いし、ホイポイカプセルのシーンは素直にワクワクしました。
ドラゴンバトル エボリューション
ドラゴンボールエボリューションと間違えて借りてきてしまったんですが、開始10分くらいしてFBIがどうたらという話が出てくるまでパチモノということに全く気が付きませんでした。モンドっぷりが凄い。おすすめしません。
ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌
ハリウッド版DBのチョウ・ユンファにゲンナリした貴兄に捧げる最高のお口直し映画がこちら。この映画ではマフィアではなく警官役ですがやってることはシリーズと一緒。アクションが今までより派手になったかな?前半はマフィア映画で後半はダイ・ハード。結構長い映画ですが退屈はしません。
デス・レース2
名作B級映画「デス・レース2000」のリメイク版の2作目。今回の主役はジェイソン・ステイサムではありません。ストーリーは主人公フランケンシュタインの誕生秘話。改造車!筋肉!美女!と正にアメリカ映画らしい映画です。元々1もオリジナルの不謹慎要素がバッサリカットされていて、オリジナルのファンとしては物足りなさはありますが、何も考えずに観れる楽しい映画になっています。
スクリーム4
本国では大コケだそうですが、シナリオ・オチ共に無茶苦茶だった3に比べれば随分マシだと思います。スクリームシリーズ初心者の方は1だけ観ていれば大丈夫です。
ネタバレ→
殺害現場をネット中継するというのはいかにも現代的なのですが、どうせやるならネットユーザーがそれを観て喜ぶシーンくらい入れても良かったのではないでしょうか。殺害シーンがナイフで刺し殺すだけという芸の無さは、仮にも一時代を築いたホラー映画としては致命的ではないかと。でも良いところもあるんですよ。それはシナリオ、といいますか犯人の動機なんですが。「注目を浴びたい」という理由で人を殺す頭のいかれた美少女に加担して殺人を犯す、というのはある種ホラー好きのボンクラ共通の夢であり、キスまでして最後には彼女に殺してもらえたホラー映画オタクの共犯者チャーリー君は最高に幸せ者だったと思います。
逆に一番悲惨だったのがジルの元カレのトレヴァー。ジルとヨリを戻したがってる空気の読めない馬鹿というキャラで、最後は犯人に仕立て上げられ金玉を撃ち抜かれて殺されてしまうというトホホな役回り。
ちなみに吹き替え版の声優も豪華で犯人のジル役の日笠陽子さんのブチギレ演技も見どころであります。もうひとつ良かった点がありまして、それはスクリームに限らずホラー映画の犯人はテレポーテーションしているとしか思えない程に神出鬼没なのですが、今作では犯人は実は2人組の仕業だったということできっちり説明付けがなされているのも誠実でいいなと←ここまで。
そんなに酷い映画ではないのでスルーしないで観てほしいです。
(500)日のサマー
インディーロックファンやサブカル好きから絶大な支持を集めていた映画。純粋に楽しむというよりも、クソミソにこき下ろしてやろうという不純な動機で借りてきたんですが、これがいい映画でドキドキしました。いいなと思ったシーンは主人公がヒロインの気を惹くためにスミス(違うバンドだったかも)をわざとらしく大音量で流すんですけど、全く気にとめない彼女に不貞腐れるところ。非モテの僕にも「わかるわかる!」と共感するところが多くて甘酸っぱい気持ちになれること請け合いです。音楽の使い方も巧く、この手の音楽好きにありがちなスノッブ臭さが無くおしゃれな映画になっているとおもいます。
ザ・クレイジーズ
ジョージ・A・ロメロ監督のウイルスパニック映画。プロット自体は全く新鮮味はありませんが、事故を隠ぺいしようとする軍、ウイルスに感染していく民間人、街からの脱出を試みる主人公パーティーそれぞれの勢力が猛烈な勢いで狂気に飲まれていく様は鬼気迫るものがあります。「ゾンビ」の原型ともいえる暴力的な映画です。是非観ていただきたいです。
クレイジーズ
でもってこっちはリメイク版。悪くはないです。
とまあこんな感じ。音源のほうもネタは溜まってますのでぼちぼち更新します。エロゲーばっかやってるわけじゃないんだぜ!
追記:ネタバレ反転したはずが全然反転されてませんね。いろいろ試してみましたがもう眠いので、このままにしておきます。「どうしてくれるんだ!」って人はこれもまた人生ってことでどうかひとつ(無責任)