こんばんは。今年はMy Bloody Valentineの「Loveless」のリリースから丁度20年になるわけですが、それを記念してのリリースはなにかしらないんでしょうかね?
最近の彼等というとケヴィン・シールズさんがポール・ウェラー御大とコラボ曲を発表したり、プライマルスクリームの「スクリーマデリカ」のリマスターを担当したくらいでしょうか。例のコンピも既発曲のライブ音源でお茶を濁されましたし・・・それも彼等らしいといえば彼等らしいんですけど。
で、20周年ということで今日はマイブラと彼等のフォロワーについてのお話。
シューゲイザーというジャンルに括られるバンドを沢山聴いてきましたが、ネットやtwitterをみると未だにfleeting joysのようなマイブラタイプのシューゲイザーバンドが叩かれているのをよく見かけます。
「Loveless」は今さら僕が口出しする必要もない名盤です。リアルタイムで経験した人にとっては特別な思い入れがあるでしょうし、その後「マイブラの再来!」なるレコ屋のコピーにつられてイマイチなバンドの音源を掴まされ苦い思いをしたこともあったでしょう。
だからライドやスロウダイブみたいなバンドは歓迎されてもマイブラっぽいバンドは叩かれるのかなと。
「Loveless」から20年経った今年、モロにマイブラ!といったサウンドを鳴らす
The Earth Earthというバンドが青森から出てきました。そのマイブラっぷりはもうFleeting Joysの比じゃないです。
このバンドを聴いて感じたのはマイブラも一つのスタイルになったんだなということです。例えばビートルズやラモーンズが好き過ぎるあまり音楽性だけでなく、ルックスまでなりきるバンドってたくさんいるじゃないですか。それが「ビートルズスタイル」や「ラモーンパンク」として受け入れられているように、そろそろマイブラフォロワーも受け入れられてもいいんじゃないかなって。
さらにいえばマイブラのどこを切ってもラウドでポップでスイートなあたり、ラモーンズと共通しませんか。「Loveless」はラモーンズの拡大解釈ともいえそうですし、ルックスもお互い漫画から飛び出してきたような存在感があると思います。
20年経った今でもマイブラが愛されている現状をみると、「何から何までマイブラ」なバンドが出てくるのは自然な流れでないのかなと。
だからシューゲイザーをやる人は尻込みせずにがんがんマイブラの真似をするといいよ!
皆がダメって言っても僕がいいよって言ってやる!
卍卍卍 今日の一枚 卍卍卍
Nadja / When I See The Sun Always Shines On Tv
カナダの男女ドゥームユニットのカバー集。マイブラ、スレイヤー、スワンズ、果てはa-haまで。圧死寸前のノイズまみれ、だけどすんなり耳に入ってくるキャッチーさがあります。個人的にはドゥームメタル meets シューゲイザーというコピーで売り出されていたNo Joyよりもシューゲイザーしていると思いますよ。