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SWAY / THIS WAS TOMORROW
宇宙船マイブラ号に乗り込み、辿り着いた先は惑星DEPRECIATION GUILDだった・・・ハイ、意味不明な出だしでこんばんは。

カリフォルニア出身のこのSWAYは以前2枚のシングルを出していまして、2ndシングルであります「MILLIA PINK AND GREEN」が界隈でも評判となっておりました。僕はネットで試聴しただけですけども、木や土の香りがするようなオーガニックなメロディの長尺の曲を得意とするslowdive系のシューゲイザーバンドでなかなかに個性的なバンドだったんですが、この1stアルバムではシングルの路線をあっさりと捨て、なんとラップトップシューゲイザーへと変貌を遂げていました。中心人物のAndrew Saksさんはエレクトロ系のユニットへの参加やソロ活動なども盛んで、さらにAndrewさん以外のメンバーがみんな脱退してしまったがゆえの転身かと思われますハイ。

で、slowdiveフォロワーだったはずなのにこのアルバムは何故かLOVELESSタイプのサウンドになってまして、そこにヴォコーダーボイスとエレクトロビート、やり過ぎない程度の8ビットサウンドによるアレンジでスペイシーな浮遊感のあるシューゲイザーが楽しめます。

キラキラでフワフワ、コスミックなLOVELESSともいえる「WHAT I KNOW(WHAT YOU WANTのもじり?)」、アッパーな「RUNNING IN CIRCLES」、マイブラmeetsDEPRECIATION GUILDな「THIS WAS TOMORROW」、マイブラの「SEVERAL GIRLS GALORE」風のギターがイカす「THIRTY-SEVEN MILES BESIDE THE OCEAN」、どの曲もマイブラを意識しつつもLOVELESSの次の段階へと踏み込んだアプローチが冴えるいい曲です。

エレクトロが苦手でもLOVELESSタイプのギターが聴けるのでマイブラファンならすんなり聴けちゃいそうです。THE FAUNSやGUITAR、Spc eco好きもいけるかと。

これをリリースしてるSAINT MARIE RECORDSってSUNSHINE FACTORYも出してる新興レーベルなんですね。そんなわけでSUNSHINE FACTORYとセットで手に入れたい良盤です。

soundcloud
| シューゲイザー | 21:49 | comments(8) | trackbacks(0) | pookmark |
SUNSHINE FACTORY / SUGAR

90年代のアメリカにALL NATURAL LEMON & LIME FLAVORSというバンドがおりまして、マイブラ直系のシューゲイズサウンドと気色悪いシンセサイザーを掛け合わせた個性的な音楽性で、数いるシューゲイザーバンドの中でも一際毒々しい存在感を放っていました。このアラバマのSUNSHINE FACTORYの2ndアルバムではそのALL~の影響下にありながらも、それを発展させたシューゲイズサウンドを鳴らしています。

まず大胆にもギターソロを多く取り入れた曲に驚きます。歪ませない原音に近いギターによる起伏の多いメロディは増幅させたノイズの心地よさを損ね、かつシューゲイザーらしさを失ってしまいがちで、おそらくそこで多くのシューゲイザーバンドが試行錯誤するのでしょうが、このバンドはトレモロアームを効果的に使い、ギターノイズと不安定なメロの中にギターソロを閉じ込め、躍動感あるバンドサウンドによる表情豊かな楽曲を作り上げることに成功しました。

さらに特徴的なのがシンセサイザーによるもうひとつのメロディ。LOVELESSの甘さを熟れた果実と例えると、こちらはカラフルな輸入菓子というか、人工甘味料のような、体に悪そうな甘さです。
全体的な音作りとしてはストレートで、ALL~に見受けられた、せっかくの美メロを意図的に台無しにするようなループやサウンドコラージュは無く聴き易いです。

マイブラへのオマージュもそこかしこに見受けられますが、ただのフォロワーと片付けられない強力な一枚。正直並み居るシューゲイザーバンド達の一歩も二歩も先に行ってしまった感があり、今後も非常に期待できそうです。異端にして正統、実にシューゲイザー然としたこのバンドの登場を歓迎しましょう。

ところで1stアルバムはレコード屋に入荷していないのかな?聴いてみたいですとても。このアルバムも去年から配信されていたようなんですけど、CD化されたのが今年の6月ってことで今年のベスト候補にしちゃっても問題ないですよね…?それぐらい気に入ったってことで。

bandcamp

| シューゲイザー | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
UNCOOL DANCEBAND / DON'T ASK ME TO DANCE
またまたとんでもない音源が1977recordsから出ちゃいました。このUNCOOL DANCEBANDはメジャーのポリドールから81年に「Jacqueline」と「Let me be your boyfriend」の二枚のシングルを出し消えてしまったバンドだそうで、その二枚のシングルはパワポファンから高く評価されておりました。僕も「Jacqueline」を人づてに聴かせてもらいましたが、素朴ながらもパンク通過後のパワフルさが詰まった名曲でした。
で、こちらは前述のシングルがセールス的に振るわなかったうえに、シンセサイザーが時代の主流となった音楽シーンにそぐわなかったという理由でお蔵入りなってしまったアルバムのスタジオデモにコンピの曲を追加した編集盤。残念ながら「Jacqueline」は未収録です。
「デモ集」なんていうとちょっと手に取りにくいかと思いますが、心配はご無用です!音の荒さや薄っぺらさは無く、非常にいい音質です。で、肝心のアルバムは初期パンク、パワーポップ、ギターポップファン必聴であり、歓喜するようなヤバい曲がズラリ。

ギターの音色はチープでざっくりした感じですが、リードギター弾きまくり。リズムもタイトでパワフルな演奏です。さらに特筆すべきはボーカルのSteve Bogartさんの圧倒的な歌唱力の高さ!凄まじい声量と音域の広さ!コーラスが素晴らしいバンドは結構いますけど、それに加えてこのバンドは圧巻のボーカルで魅せてくれます。

はっきりいって全曲ヤバいんですが、特に気に入った曲を。1曲目の「Don't Ask Me To Dance」は疾走感、ハーモニー、メロディー、ボーカルの全てが申し分無し。シングルの「Let me be your boyfriend」は大人のパワーポップって感じがいいですね。圧倒的に美しい「My girl, Shy girl」、ザクザクギターがかっこいい「Silver Screen」、バラードだってお手の物な「Same Mistake」、キラッキラなイントロとBogartさんのド迫力ボーカルによる壮大なパワポの「Until The Next Time」、THE BOYSもビックリな小粋なピアノが素敵、「You Make Me Free」に、華麗な「No Wonder」などなど・・・さらに「All Too Sonn」はなんというか、ポップスというかAORというか、メジャー感バリバリの曲なんですけどレコード会社に魂を売っちゃったような腑抜けたオーラは皆無。「実力派ポップバンドが本気でチャート狙いで作りこんだ渾身のバラード」といった雰囲気のある心震わす名曲です!

初代ボーカリストが亡くなったり(Bogartさんは2代目)、ワーナーに契約を突っぱねられ、ポリドールからはクビを切られ、いいとこなしでバンドは終わってしまって本当にかわいそうです。そんな悲運のバンドには「G戦場ヘヴンズドア」の長谷川鉄男の名セリフを贈らせていただきます。ちょっと僕がいじりましたけど。

そうですか?少なくともオレはこんな遺書のような血が通ったデモを聴いたことがない。こんな作品(もの)を没にするなんてできませんよ。オレにはできない。

My Girl, Shy Girl
| 80'S PUNK・POWER POP | 14:03 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
漫画のこととか

今回はとても長いです。暇な方だけ読んでください。漫画のハナシです。

最近は1977recordsから出たTHE UNCOOL DANCEBANDとコレばかり聴いております。

あと久しぶりに漫画を読んでいます。

思えば大学時代、最初で最後の合コンで「さりげなく雑学を披露するとウケる」というアドバイスのもと、エヴァンゲリオンの元ネタって諸星大二郎の「影の街」なんだぜーっ、と、さりげなく(したつもり)雑学を披露、ウケた(僕にはそう見えました)のをいいことに諸星大二郎について熱く語り、さらに三家本礼の「サタニスター」におけるバルキリーの登山中の老人たちを惨殺するシーンでの、老人たちのリュックから保険証や診察券、塩飴が飛び出る描写の細かさについて力説したところ、合コンには二度と誘われなくなり誰も僕と漫画の話をすることはなくなり、僕も漫画を熱心に読むことはなくなりました。

で、ネットをやりに漫画喫茶やら友人宅にあがりこむようになって、そこで読んだ「弱虫ペダル」があまりに面白かったので漫画熱が再燃したというわけです。
前置きが長くなりすぎましたが、今回は漫画の感想です。ネットは来月繋ぐ予定です。


弱虫ペダル・・・スポーツ漫画ということで敬遠していた自分はアホです。御堂筋くんがどこまでやるのかハラハラしながら読んでいます。

僕はビートルズ・・・ビートルズのコピバンが61年にタイムスリップしてビートルズに成り代わる、というお話。僕個人としてはひとえにロックといってもビートルズ以降も沢山のジャンルが生まれたし、ヒップホップやテクノ、ボーカロイドまであるのに、タイムスリップしてまでなんでわざわざビートルズ?と首を傾げるばかりでちっとも物語に入っていけませんでした。演奏シーンもあんまり面白く無かったです。

日々ロック・・・いろんな人に読め読めと勧められていたロック漫画。溢れ出るコンプレックスと衝動、ぶち当たる挫折と失恋、臭い立つイカ臭さ・・・とても面白いです。某ノイズバンドへのオマージュもあり。僕はビートルズよりこっちを読みましょう。

帝一の國・・・学内派閥闘争漫画。派閥闘争って島耕作シリーズや釣りバカ日誌みたいな青年誌の漫画でしか読んだことないですね。架空の昭和というハイカラな雰囲気がいいです。赤毛のアン読んでる川俣先生に萌え。

夢喰いメリー・・・一時期やたらプッシュされていたので気になってました。メリーはよく笑い、よく泣き、よく怒ってよく落ち込む。見ていて本当に楽しいです。楽しすぎてストーリーや他の登場人物は忘れてしまいました。

ザ・松田・・・「戦国SANADA紅蓮隊」があっさり打ち切られたのも記憶に新しい、平松伸二先生の「ブラック・エンジェルズ」のスピンオフ。以前連載していた「外道坊」が突然マーダーライセンス引っ張り出してきて、挙句の果てに小泉政権批判をやりだすという超展開に僕はついていけず、今回のスピンオフもとても不安だったんですが、いつもの平松漫画でした。いんだよ、細けぇ事は!

セレスティアルクローズ・・・北欧神話がベースのファンタジー。隙あらば主人公の頭によじ登るヒロインにどれだけの需要があるかわかりませんが、僕はすきです。もう少し緊迫感があってもいいと思いますけど。

うさかめコンボ!・・・4コマ。ちょい百合ありです。前作の「こどもすまいる」よりもずっと面白くなっています。娘太丸先生はPCゲームのピチカートポルカ時代から応援しています。売れてほしいです。

ToLOVEるダークネス・・・ただのセルフエロパロですな。

以上です!とっても長くなってしまいました。読んでくださった方、ありがとうございます。今度は「トリコ」を読む予定です。

| 雑記 | 23:13 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
マイナーシューゲイザーとかいろいろ
どうもこんにちわ、ceremonyのEPすごくいいですね。リミックスにはとんと興味が無いのでジャスティン先生等が参加した「EXTEND PLAY」は買いません。SOUND POOLのリミックス盤もでるようで、これシリーズ化するんでしょうか?

話は変わって、ディスクガイドでもフォローしきれないほどシューゲイザーバンドって存在したみたいで、探してみると「えっ!こんな凄いバンドいたんだ!」とびっくりすることが多いです。他にも凄いクオリティを誇りながら何故か日本に音源が入ってきていないバンドもいたり。
そんなわけで、今回はネットで見つけたマイナーなシューゲイザーバンドをメモしてみました。バンド名 / 曲名 になってます。

ESPIRA / ESPIRAL MI ALMA・・・ペルーのバンドらしい、とのことですが、すっごくいいじゃないですか!RESPALANDORでさえ入手困難なのに96年のペルーのバンドの音源なんてどうやって手に入れればいいというんだ。

COLFAX ABBEY / SNOWSHINE・・・アメリカのバンドみたいです。prospective recordsってレーベルから96年に出たみたいですね。今で言うとDaysleepersに近いかな?アマゾンのマーケットプレイスで買えますが、プレミアついちゃってます。

MOONBEAMS / FOREVER・・・こちらは現在カリフォルニアで活動中のバンド。今年アルバムを出したみたいですが、アルバムはおろかシングルすら日本にはいってきてないっぽいです。残念ですね。ギタポ色ゼロの純シューゲイズ!bandcampで公開されてる曲も素敵よ。

STELLARSCOPE / JUST LIKE FLOWERS・・・フィラデルフィアのバンドみたいです。投げやりなPV、曲名とは裏腹にサイバーな曲調がかっこいい。マイスペで聴く限りではこの曲以外は微妙です。

DUPLODECK / NOUVELLE VAGUE・・・だっせージャケ!シューゲイズな曲もやるみたいですが、インディーポップバンドのようです。ルミナスオレンジみたいなコード感にちょっと面食らう。

SLOWNESS / DUCK & COVER・・・サンフランシスコのバンド。Ourselves Recordsというレーベルから。ジャケットそのまんまの灰色なメロディーとポスポスいうドラムがいい。これも日本には入ってない?

どうも90年代に埋もれているシューゲイザーバンド多そうですね。ディスクガイドも90年代のバンドは少なかったし・・・時間が出来たらマイナーバンド発掘もやってみようかな。
| 特集 | 16:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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