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A PAGE OF PUNK / SING A PUNK
A PAGE OF PUNKの4枚目となるアルバムがこちら。大ボリュームの48曲入り(そのうち10曲がカバー)。メンバーチェンジがあったようで、歌詞も日本語詞を用いた曲が増えましたが音楽性は相変わらず、というか以前にもまして高速でぶっ飛ばす3コードパンクになってます。

このアルバムは全編一本調子でカバー曲ですら他の曲と同じ曲に聴こえてしまうのですが、そんな中で異彩を放っているのがBLACK LIPSの「BAD KIDS」の日本語カバー。原曲よりずっといいぞ!メンバーもお気に入りのようです。

そしてお馴染みのブックレットですが(カオティックハードコアみたいなデザインだ)、こちらは前作の「FOREVER PUNK」を遥かに上回る物凄い厚さ!メンバーによる曲の解説や対談、有名・無名のバンドマンによるコメント、コラム、まじめな話からしょうもない話まで、とにかく読んでるだけでアルバム3回は聴けちゃいそうなボリュームで読み応えもバッチリ。特にクボツトムさんの「DONNASは極初期だけ音が特別」という意見はまったくもってその通りだと思います。僕、偉そうですね。

歌詞が日本語になったからって敬遠することはありません。相変わらずとてもシンプルでかっこいいです。できれば部屋でブックレット読みながらじっくり聴き込みたいアルバムであります。前作が気に入ったら是非。

BLACK LIPSのBAD KIDSメンバー一押しのPV

Myspace
| JAPANESE PUNK | 20:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
CRUYFF IN THE BEDROOM / UKIYOGUNJOU
いやーこれは素晴らしい。

キング・オブ・シューゲイザーことCRUYFF IN THE BEDROOMは現在までにアルバムを3枚リリースしていまして、この度待望の4作目のリリースとなりました。

シューゲイザーの魅力はフィードバックノイズに包まれた時の高揚感、浮遊感のあるメロディーによる幸福感にあると思うのです。

CRUYFF IN THE BEDROOMはずっとそこにこだわり続けていて(といっても僕は2ndと3rdしか聴いていませんが)、バンドサウンドでどこまでドリーミーなサウンドを作り上げられるかに挑戦してきていましたが、この「ukiyogunjou」ではそれをとことんまで追求しておりまして、暖かみのあるアルペジオ、聴き手を優しく包み込み、時に激しく拒絶するようなギターノイズ、うねるベース、四つ打ちドラムを使い、非常に情感豊かなシューゲイザーになっています。

音作りで他のシューゲイザーバンドと特に違うと感じたアプローチは「歌」でしょうか。CRUYFF IN THE BEDROOMはシューゲイザーバンドでは珍しく歌声を全面に出すバンドなのですが、前作「saudargia」から取り入れた日本語詞は今作でも健在、韻を踏んだ雰囲気重視のあまり意味を成さない歌詞が聴き手のイメージを膨らませることに成功しています。

「ドリーミー」を基調にしながら踊れる曲、浸れる感傷的な曲、爆走しまくる曲と非常に多彩な楽曲の数々。それらをシンプルにまとめあげ、アルバム1枚、とても聴き易いです。

CEREMONYのアルバムも相当なクオリティーでしたが、こちらもまた素晴らしい出来です。シューゲイザー、ドリームポップ好きは何が何でも手に入れてほしい傑作です!

Myspace
| シューゲイザー | 17:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
JIM JONES REVUE / ST
50年代はチャックベリーやリトルリチャード、60年代はソニックスに敬意を示すガレージロックンロールバンドのJIM JONES REVUEの1stアルバム。2008年作。

このアルバムは去年ガレージ好きの友人に「とにかくすげえから聴いてみろ」と無理矢理聴かされたのですが、あまりの凄さに椅子からずっこけてしまいました。
何が凄いって、スピーカーどうにかなっちゃったんじゃないかと思うほど喧しいサウンド。物凄い音圧のギターと衝動丸出しのシャウト、スィングする小粋なピアノ。じつに生々しい迫力がありますよ。

オープニングを飾る「PRINCESS AND THE FROG」はド迫力の名曲です。とにかく弾く弾く弾く!叫ぶ叫ぶ叫ぶ!叩く叩く叩く!「HEY HEY HEY HEY」や「512」もノリノリ!ブギウギなロックンロールの「Another Daze」もかっこよすぎる!
アルバム通してノリノリになれますが、パンクっぽさはあまり無いです。50〜60年代のロックやガレージ、R&Bが好きならまず間違いなくはまれるでしょう。

何一つとして新しいことはやっていないのに妙に新鮮に聴こえるのは、今時ここまで潔くピュアなロックンロールをやっているバンドがいないからじゃないかとふと思ってみたり。
このバンド聴いて、「なんてうるさい音楽なんだ」とおもったんですが、そもそもロックってうるさい音楽なんですよね。当たり前だけど。
で、先日新作がリリースされたみたいなので皆さん是非とも買いましょう!もちろん僕も買います。

Myspace
| GARAGE ROCK | 04:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
SUPERCHUNK / MAJESTY SHREDDING
この世にいいバンドは数あれど、アルバムごとに成長し新鮮な感動を届けてくれるバンドって果たしてそう多くいるものでしょうか。EPの「LEAVES IN THE GUTTER」が素晴らしい出来だったため、「こらアルバムは相当なクオリティになるに違いない」と期待していたわけですが、まさか、これほどとは・・・!

伸びやかなMACのボーカル、疾走感に満ちたギター、かつて無いほどドラマチックに響き渡るドラム。9年ぶりのアルバムとは思えない瑞々しさと若さに溢れるバンドサウンドで、正直かなりびっくりしました。

superchunkはアルバムごとにプロデューサーを代えるのですが、今回のプロデューサーはMOUNTAIN GOATS(未聴ですが通好みなインディーバンドってイメージがあります)やSPOONを手掛けたスコット・ソルターという人で、彼のプロデュースが大きく影響しているんじゃないでしょうか。
どこまでも伸びていくリードギターや、手数が多いドラムは結構新しい試みのような気がします。

弾けるようなドラムのビートとコーラスが堪らない「DIGGING FOR SOMETHING」、ちょっとPROMISE RINGみたいなギターサウンドがいかす「MY GAP FEELS WEIRD」、バイオリンを取り入れた「FRACTURES IN PLASTER」、ヒロイックな疾走ギターロックの「ROPE LIGHT」、superchunkにしてはちょっと珍しい、AMUSEMENT PARKS ON FIREみたいな浮遊感のあるギターロックの「EVERYTHING AT ONCE」など、どれも凄いです。感極まって泣きそうだ・・・!
「LEAVES IN THE GUTTER」収録の「LEARNED TO SURF」もアレンジ違いで収録されています。MACのがなるボーカルとリードギターが追加されていて、結構攻撃的なアレンジでかっこいいぞ!

「NO POCKY FOR KITTY」が好きなキミも、「HERE'S WHERE THE STRINGS COME IN」が好きなあなたも、「COME PICK ME UP」派の方も、まだsuperchunkを知らないひとも、きっと満足できる名作です。

Myspace
| INDIE POP・ROCK | 03:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ガレージ10
当ブログが最も影響を受けたガレージ&漫画ブログ、コカコーラの好きなキリンの管理人であるrickmerさんによるステキな企画、「ガレージ10」に僕も勝手に参加させてもらいました。ガレージロックはズブの素人である僕のお気に入り10曲をyoutubeからチョイスしてみました。


1. Princess And The Frog / The Jim Jones Revue
「SONICSをバックに従えたLITTLE RICHARD」と称されるイギリスのThe Jim Jones Revue。とにかくやかましい原始的なサウンドはまさにロックンロールそのもの。PVもクール!9月にニューアルバムが出るそうで、そっちも楽しみです。

2. City Slang / Sonic's Rendezvous Band
ガレージロックで一番好きな曲はこれ。Patti Smithの夫でありMC5のギタリスト、Fred Smithが率いたバンドです。スタジオ音源よりライブ音源のほうがダントツでカッコいい!

3. The Witch / The Fuzztones
さまざまなバンドにカバーされているガレージアンセムですが、ホラー風味にアレンジしたアメリカのFuzztonesのカバーが一番好きです。

4. されたがっている / ゆらゆら帝国
わりとインディーズ時代は見過ごされているんじゃないかしら?ゆらゆら帝国の中でも特にロマンチックな歌詞が素敵なガレージナンバー。ほんと坂本さんは詩人だよな。

5. I Don't Need Anyone / The Manikins
大好きなスウェーデンのThe Manikinsの大傑作3rd収録の爽快な曲。え?メロコアみたい?まあこの機会に他の曲も聴いてみてくださいな。すごいんだぜ、マニキンズ。

6. You're On My Mind / The Birds
ストーンズのロン・ウッド先生がやっていらしたバンド。世間ではモッズバンドと認識されているようでリンク先の動画でもMod Classicという扱いですが、金属的なギターによる凶暴なリフはガレージファンでもノックアウトだと思うのです。

7.Won't You Listen / The Outsiders
オランダのガレージバンド。ファズギターが唸りまくる名曲!映画『爆裂都市』のバトルロッカーズの「セルナンバー8」の元ネタでもありますね。

8.Ugly / The Rip Offs
90年代のアメリカのパンクシーンの表舞台を席巻したのがGREENDAYやThe Offspringだとすれば、地下シーンは彼等でしょう。ナメきった雰囲気も大好きです。

9.Talk To You (Live) / The Kidnappers
個人的お気に入りバンドであるドイツのThe Kidnappers。もしかしたら解散してるのかもしれませんが、埋もれるのはちょっともったいない。プレミアがついているわけではないので中古屋で見かけたら手にとってみてくださいな。

10.Get Me Back / Teengenerate
最後はやっぱりこのバンドでしょう。ガレージ初体験はTeengenerateでした。今も昔も大好きです。


どうでしょうか?生粋のガレージファンの方からすれば今更なバンドや曲ばかりでつまらなかったかもしれませんが、初めてガレージロックに出会った時のピュアーな感動を思い出していただけたら幸いです。ガレージロックのガの字も知らない方にとっても、素敵な出会いがあればなによりです。

そして主催者のrickmerさんありがとうございました。僕は選曲している間中ずっとワクワクしっ放しで、楽しかったです。
| 特集 | 23:54 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
SUPERCHUNK / LEAVES IN THE GUTTER
コンスタントに作品をリリースしてきた彼等ですが、前作「HERE'S TO SHUTTING UP」から8年振りとなるEPがこちら。MACのソロ活動やアーケード・ファイアの大ブレイクでレーベル運営が忙しくなってしまったからなのか、とにかく久しぶりの音源です。

8年のブランクがあったことでリリース前から「大丈夫かよ」と不安になっていましたが、1曲目の「LEARNED TO SURF」を聴いて僕の不安と、8年間の不在の寂しさは一気に吹き飛びました。「HERE'S  WHERE THE STRINGS COME IN」あたりの痛快で爽快なメロディーに、何年経っても変わらないMACの少年声。全4曲、パワフルながらもエモーショナルなメロディーと、高らかなMACの歌が堪能出来ます。復帰作に相応しい傑作ですよ。

ちなみに国内盤には1999年のライブ音源がMC含んで20曲も収録されたボーナスディスクとして付いてくる2枚組み仕様。1stからCOME PICK~まで万遍なく演奏したベスト的な内容なので、絶対に国内盤を買いましょう。

ところでこのライブ音源、輸入盤がリリースされる時には一切アナウンスされなかったんですよね。ここ数年によくある、先に輸入盤出して後で国内盤にオマケをつけて、結局輸入盤買った後で国内盤を買い直させるというレコード会社の卑劣なやり口に僕もまんまとハメられました…だってまさかsuperchunkでやられるとは思わないじゃないか!
CDが売れない、ダウンロードが悪いっていいますが、今時CD買う人は貴重なんだからもっと大事にしたらいいんじゃないの?こういうセコいことをやるからCDが売れなくなるんじゃないですかね。

Myspace
| INDIE POP・ROCK | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
SUPERCHUNK / HERE'S TO SHUTTING UP
様々な楽器を導入し音楽性を拡げ、ギターロックバンドとして成長してきた彼等ですが、このアルバムでは大人になった彼等の余裕のようなものが感じられます。そこここで顔を出すアコギとオルガンと、伸びやかなギターとMACの歌声。8作目であるこのアルバムはひとことでいうならズバリ、「優しさ 」です。

「INDOOR LIVING」、「COME PICK ME UP」から続く穏やかな第1曲の「LATE-CENTURY DREAM」、かすかに灯るような電子音がバックで鳴り響く「THE ANIMAL HAS LEFT ITS SHELL」、大々的にオルガンをフィーチャーしたミドルナンバーの「DROOL COLLECTION」などもいいですが、特にスライドギターを使った「PHONE SEX」は舌っ足らずなMACのボーカルと相まって、かつて無いほど甘い曲でナイスです。
速い曲は「RAINY STREETS」と「OUT ON THE WING」くらいでしょうか。この2曲もパワフルながら暖かみにみちた佳曲です。

どれも素晴らしい曲なんですが、後期のアルバムでは「COME PICK ME UP」の人気に隠れている気がします。確かに「HELLO HAWK」みたいなインパクトのある曲は無いんだけども、聴けば聴くほど味が出るスルメ盤ってことで。

PHONE SEX

Myspace
| INDIE POP・ROCK | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
SUPERCHUNK / COME PICK ME UP
こちらがsuperchunkの7作目。99年のリリースです。前作でピアノやマリンバを導入し新しい世界観を作り上げましたが、ジム・オルークをプロデューサーに迎えた本作ではその世界観をさらに押し拡げました。

今作ではホーンやストリングスまで使われていますが装飾過多になりすぎず、それでいて楽曲の一部として確かな存在感を示すアレンジはジム・オルークが大きく貢献しているんじゃないかと。ホーンが高らかに鳴り響く「PINK CLOUDS」なんてまさにそうでしょう。
パワフルに押すイントロからアコギのパートへ転調し、終盤ではストリングスとホーンが入り乱れ祝祭的なムードでしめる「HELLO HAWK」、メロディアスかつ温かみのあるイントロと、FooFooFooコーラスが素敵過ぎる「CURSED MIRROR」、穏やかでいながら力強い「1000 POUNDS」あたりは後期のsuperchunkを代表する名曲です。もう、ホント素晴らしい。

ギターロックバンドとしての力強さを失わず、カラフルで表情豊かな温かみをバンドが手に入れた名盤です。日本盤は「LOW BRANCHES」と「CURSED MIRROR」のアコースティックバージョンが収録されているので、買うなら日本をオススメします。

HELLO HAWK

Myspace
| INDIE POP・ROCK | 20:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
SUPERCHUNK / INDOOR LIVING
大きく躍進を遂げた前作から2年後、superchunkの6作目はバンド史上初の試みとなるキーボードやピアノ、マリンバを導入し、「FOOLISH」以来、再び落ち着きを取り戻したサウンドに回帰しました。

このアルバムは全体的に内省的で繊細なメロディーに溢れています。出だしの「UNBELIEVABLE THINGS」のMACのボーカルの歌声のなんと優しいことか。MACの少年のような声はパンキッシュな曲でも映えますが、じっくり美しいメロを聴かせる曲にもとてもマッチしています。「MARQUEE」のファルセットなんて天にも昇るような心地よさですよ。キーボードが入った「WATERY HANDS」もインディーポップ風味で新鮮です。superchunkお得意の疾走ギターロックソング、「THE POPULAR MUSIC」ではシャウトも披露しておりますが、なんとリコーダーも聴けちゃいます。そしてコーラスがとってもきれい。

6作目にしてバンドの繊細な一面が大きくでた意欲作じゃないでしょうか。アルバムの一音一音をじっくり味わいましょう。
このアルバム以降、superchunkはさらに実験を重ねメロディーに磨きをかけ、ギターバンドとして大きく進化していきます。

WATERY HANDS

Myspace
| INDIE POP・ROCK | 20:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
SUPERCHUNK / HERE'S WHERE THE STRINGS COME IN
皆様superchunkの9年ぶりの新作「MAJESTY SHREDDING」は購入されましたでしょうか?僕はチラッとしか聴いていませんが、期待通りというか期待以上というか、とにかく素晴らしい内容ですよ!往年のファンも未聴の方も是非聴いてみてほしいです。

で、なぜか5thアルバムをレビューしているわけなんですが、1stから3rdのパンク要素と4thのメロディーと歌心が見事に融合した傑作です。まずは1曲目の「HYPER ENOUGH」を聴いてみてください。、前向きさと寂しさが混在したメロディー、青い疾走感、胸を掻き毟るようなギターソロ。この曲は多くのsuperchunkファンがフェイバリットに挙げる名曲です。そして「DETROIT HAS A SKYLINE TOO」のドラマチックなイントロから一気に突き抜ける爽快感ときたら!
前作の「FOOLISH」の流れを汲むミドルテンポの曲も素晴らしいんです。どの曲も印象的なギターフレーズと、バンドアレンジで最後まで聴き手をダレさせない奥深さがあります。特に「IRON ON」、「EASTERN TERMINAL」は凄いです。USインディーらしい、聴いていて広大な景色が浮かぶような、それでいて淡々としたメロディ。なのに味わい深く感じさせるのは、MACの歌心にあるのではないでしょうか。

今までもハズレ無しでしたが、このアルバムがsuperchunkというバンドのひとつの到達点ではないでしょうか。USインディー、オルタナティブの枠を超えた素晴らしいアルバムです。

DETROIT HAS A SKYLINE TOO

Myspace

| INDIE POP・ROCK | 00:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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