8月29日、中野MOONSTEPまでヤムヤムズのライブを観に行ってきました。
僕はこの日早めに会場に着いたんですが、その時点では客はすっごく少なかったんですね。なもんで3rdアルバムしか持ってないのに、ニワカ特有のミーハー気質を全開にして最前列に陣取って観ていたんですが、FIRESTARTERが終わった途端一気に人が押し寄せてきまして、両足と股間が柵におもいきり押し付けられて下半身が痛いのなんの。
数年前にCONVERGEのライブで無謀にも最前列で挑んだ結果、モッシュに巻き込まれ右へ左へ弾き飛ばされ、上へ下へ翻弄され、挙句ダイバーに踵落しを
喰らわされ帽子と眼鏡を壊してしまってからパンク系のライブには久しく足を運んでいなかったんですが、今回のヤムヤムズ、パンクっつってもパワポ寄りのバ
ンドだから大丈夫だろうと楽観視していましたが、甘かった。序盤の「YOUR BIGGEST FUN」、終盤の「CRAZY OVER YOU」が特に悲惨でした。潰れるかと思った…
で、ヤムヤムズですね。CAROLINE AND THE TREATSのTシャツを着たマートン氏はアーティスト写真よりもずっとふとましく見えました。紅一点のVIBEKEたんは曲に合わせてマラカス振ったりタンバリンを叩く様がとても愛らしく、男女問わず「カワイー」と声援を浴びておりました。やたら客にいじられていたギターのアンドレ氏は、レスポールをライフルに見立てVIBEKEたんを狙い撃ちするパフォーマンスを披露。全然大御所な感じがしない人柄もすてきですね。
ハイライトは大好きな「YOUR BIGGEST FAN」、何の曲だったか分からなかったんですが客の女性をステージに上げて(小柄な可愛らしい方でした)、マートンとデュエット!キスまで交わしてました。女性もステージ上で嬉しそうに歌っていて、観ている方も嬉しくなりましたよ。
中盤に差し掛かるとマートン氏が「前がキツイから踊らないで」というようなMCの直後、POINTED STICKSの「OUT OF LUCK」のイントロを歌いだしたもんだからもう大変。いきなり沸き立つ会場。直ぐに演奏を中断して、また「踊らないで」、「イエー」というコール&レスポンス。演奏再開、直後ダイバーの踵落しを喰らう僕。ああ、CONVERGEの悪夢再び。
そんな調子だったもんで何の曲やってるのかしばらくわかりませんでした。朦朧としながらもライブは進行していき、「CRAZY OVER YOU」が始まった途端会場の熱気はピークに。演奏開始して間もなく強面のベーシストEGIL氏が盛大にずっこけるハプニングがありましたが、ハプニングすら意にも介さず演奏を続ける姿はかっこよかったですね。
アンコールは二回、7~8曲くらいでしょうか。RUBINOOSの「I WANNA BE YOUR BOYFRIEND」のカバーまで披露してました。ラストは女性客十人くらいステージへ上げて、客、メンバー共にニッコニコの大団円で幕を閉じました。女の子のファンは良かったですね。羨ましい!僕も一歩間違えてたら女の子になってたかもしれないけどネ☆
ヤムヤムズの皆さん、ノルウェーから遥々やってきくれてありがとう。呼んでくれたBASEさんありがとう。また日本に来てください。
で、ライブは素晴らしいものだったんですが、その帰りがねー。
MOONSTEPを後にして新宿駅のトイレで汗だくのTシャツを着替えて電車に乗り込み、普段は座らない、近寄りもしない優先席に座って発車を待っていたら登山帰りと思しきご老人グループが乗り込んできまして、優先席前に来て「ここ、いいですか?」と。
僕の両隣の人は譲ったんですが、僕は消耗しきっていた上に下半身が痛くて立つのすらしんどかったもんで、「や…すいません…」と断ったら露骨に不愉快そうな顔をされました。
どこかで聞いたような話なんですが、こういう人達って本当にいるんだなーとビックリしました。
まあとにかくライブは最高でしたよ。また行きたいです。きっとライブに行った人達はみんなそう思ってるんじゃないでしょうか。夏の大事な思い出となりました。あとは音源再発してくだされマートン様。