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INDUSTRI ROYAL / TACKY SKILLS
 スウェーデンのUMEAを中心としたパンクシーンは現在とんでもないことになっておりまして、INVASIONENやMASSHYSTERIなどが台頭してきているわけですが、このINDUSTRI ROYALもまたとんでもないバンドでございます。なんというか、風格や佇まいが他のバンドと明らかに異なるのですよ。はっきりいってこのバンドの纏うオーラは、スタジアムバンドのそれに近いと思います。

一度聴いたら絶対に忘れないメロディー、重ねたボーカルによるサビの高揚感、どこをシングルカットしてもよさそうな楽曲の数々。無駄が無く完成されたパンク・パワーポップです。「LIE LIE LIE」、「THE BEAT BOY」、「LOCATION LOCATION LOCATION」、「SEVEN YEARS」など、どキャッチーな曲に混じって、様々な展開をみせる「FORMER FRIENDS」がいいアクセントになっています。あっという間に終わるゴージャスなキーボードが入った「LET'S CONQUER THE WORLD」も面白い。

ロッキングオンなんかがプッシュしたら、あっという間に世界中の人気者になっちゃいそうなポテンシャルを持っているのですが、人気者になったらなったで気に入らないのがパンクファンの悲しい性でしょうか。
正直HIVESとかMANDO DIAOとかどうよ。

残念ながら流通が悪く入手は難しいですが、「1stでこんな凄いアルバム作っちゃって大丈夫?」ってくらいの大名盤です!見かけたらソッコーでレジに持っていきましょう。

Myspace
| 2000'S PUNK | 20:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
SAD DAY FOR PUPPETS / JUST LIKE A GHOST
 スウェーデンのドリームポップバンド、SAD DAY FOR PUPPETSの本国でリリースしたEPにリミックスとボートラを収録した日本編集盤。このバンドはなんと言ってもメロディーがいいです。ノイジーなリズムギターと、鮮やかなリードギター、出しゃばらないけれどしっかりしたリズム隊によるバンドサウンド。幼さを残した女の子ボーカルによる、可愛らしいシューゲイザーやアノラックなギターポップを聴かせてくれます。

澄んだメロディーが美しい「BIG WAVES」、ウキウキするようなイントロが素敵なシューゲイズナンバーの「HUSH」、ちょっぴり切ないアコースティックナンバーの「WHEN YOU TELL ME THAT YOU LOVE ME」がお気に入りです。

リミックスにはアメリカのFLEETING JOYSと日本のmonocismが参加しています。2組とも本作に収録の「SET ALIGHT」を手がけています。オリジナルはノイジーなギターポップですが、FLEETING JOYSは甘くて妖しいシューゲイズに。monocismは静謐なアルペジオと壁のようなノイズギターをバックに、ボーカルを何層も重ねたリミックス。これまたドリーミーで名リミックスだと思います。

ギタポやシューゲイザーのファン、それと当ブログで紹介したTHE FAKESが好きな人は是非手に取ってみてください。アマゾンでも取り扱っているので手に入りやすいと思いますよ。

Myspace
| シューゲイザー | 19:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
今年のサマソニは・・・
ナタリー SUMMER SONIC第10弾はモマジ、ヒルクライム、ムック他

や、ヒルクライムて・・・この違和感は何でしょう。サマソニにB'zどころじゃないですよ・・・
2009年の面子が凄すぎたから物足りなさを感じてしまうのは仕方がないとしても、今年の面子はどうなってるんでしょうねえ。HIPHOP勢が多いのも、ちょっと気になるところです。A TRIBE CALLED QUESTは大好きなんですが、単独で来てくれないかな。

インディー系はみんなアメリカで同時期に開催されるロラパルーザフェスに出るから、この時期の日本のフェスには来てくれないんだよなあ。そういえばX JAPANもロラパルーザに出るんだっけ。これも違和感が・・・

まあこんな有様なのでフェスには期待していないのですが、7月17日新代田FEVERのPOINTED STICKSの来日公演には行きたいですなあ。RAYDIOSやFIRESTARTERも是非観たいです。でもチケットはもう売り切れかも・・・

シューゲイザー関連だと、cruyff in the bedroomのイベントですかね。8月15日のスペシャルゲストって誰なんだろう?CLAIRECORDSの誰かかな。新作も出るみたいだし楽しみだ。

でもやっぱり今年のサマソニはちょっと・・・
| 雑記 | 20:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
INVASIONEN / HELA VARLDEN BRINNER
スウェーデンのパンクロッカー、デニス・リクセゼンさん率いるLOST PATROL BANDがINVASIONENへと改名し、改名後の初のアルバムがこちら。リリースはなんとSONYから!LOST PATROL BANDの1st、2ndは共に完璧なパワーポップアルバムでしたが、改名してからは若干音楽性に変化が見受けられます。楽曲は歌詞がスウェーデン語になり、LOST〜時代の面影を残しつつも北欧的シリアスさを取り入れた音作り。

シングルにもなった「FAR ALDRIG TRO」は、イントロが緊迫感を出しつつもサビはパワーポップ的で気持ちいい。キーボードがいかす。
コーラスやバッキングボーカルで他メンバーが目立っているのもINVASIONENの特徴でしょう、3曲目の「KORRUMPERAT」はデニスさんとバッキングボーカルの絡みがとても美しいです。ていうか、バックで歌ってるのは元VICIOUS、現REGULATIONS、MASSHYSTERIのROBERTさんじゃないですか!すっかり忘れていましたが、LOST〜時代からこの人ベースとして参加していたんでしたっけね。VICIOUS、MASSHYSTERIのファンであり、デニスさんのファンでもある僕のようなスウェーデン好きには堪らない曲ですよ!もうどうにでもして!
続く4曲目の「LAMNAD KVAR」は正にMASSHYSTERIなキンキンギターの哀愁パンク。「NER I FORDARVET」の後半のギターの展開もまたクールで実にいいです。

パワーポップな曲もまたかっこいいです。ピアノを取り入れた優しいメロディーの「KOM IGEN LYXZEN」、LOST〜の2ndの頃ような疾走ポップでサビのTIDSFORDRIVの連呼が気持ちいい「TIDSFORDRIV」、デニスさんの熱いボーカルが堪能出来る「DEKONSTRUKTION 100%」もなかなか。

音楽性が現代スウェーデン・パンクバンドのそれになり、LOST〜のような完璧なパワーポップを期待していた人はちょっと戸惑う内容かもしれません。とはいえ軽く年間ベストにランクインしそうなアルバムであることもまた事実なので、なんだかんだいってもLOST PATROL BANDのファンなら押さえてほしいところです。あとは来日を待つだけですね。

Myspace
| 2010'S PUNK | 21:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ALCEST / ECAILLES DE LUNE
1stアルバムがとても素晴らしかったALCESTの2010年リリースの2ndアルバムです。1stには無かった疾走パートと高音絶叫ボイスが導入され、メタルよりのアプローチが増え、1stよりも悲壮感を覚える作風になっております。アンビエントな繋ぎの曲が入ったり、絶叫パートが増えても叙情的メロディーの美しさは相変わらず。全曲が高水準のクオリティです。で、やっぱりラストの「SUR L'OCEAN COULEUR DE FER」が僕は好きですね。穏やかな2本のギターが紡ぐメロディーに優しくも悲しい歌声が乗る、とても美しい曲です。

ALCESTというかNEIGEさんが凄いのは、ポストロックやシューゲイザーの良い所を取り込みながらも陰鬱さや悲壮感といった感情を表現し、かつブラックメタルしている(まともな音楽の形を保っている、とも言う)というところでしょう。

デスボイスがあるのでシューゲイザーファンには1stをオススメしますが、このアルバムの物悲しくも美しい世界観に匹敵する作品はなかなかないんじゃないでしょうか。名盤です!

Myspace
| シューゲイザー | 20:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ALCEST / SOUVENIRS D'UN AUTRE MONDE
 フランスのブラックメタラーのNEIGEさん率いるALCESTの1stアルバム。シューゲイザーとブラックメタルの融合という画期的な内容で、これがリリースされた2007年当時は、シューゲイザーファンよりもメタルファンの間で話題になっていたような気がします。そして、メタルファンの皆様にも好意的に受け止められておりました。

ノイジーだけれどメタルな響きのギター、とても小さい音だけどたまに飛び出すバスドラムといったメタル要素と、クラシックギター(ガットギターかも)の柔らかい音色、優しい歌声とメロディーというポストロック要素が見事に調和しています。草笛?を吹く少女というアルバムジャケットの通り、ノスタルジックで美しいアルバムです。
日本の女の子の声がサンプリングされた「PRINTEMPS EMERAUDE」、悲壮感漂う「SUR L'AUTRE RIVE JE T'ATTENDRAI」などなど、良い曲いっぱいですが、ラストの「TIR NAN OG」は特にスバラシイ!パーカッションをバックに、クラシックギターとピアノ、ストリングスによる温かいメロディーに優しい歌が気持ち良すぎます。

メタルといってもJESUやISISのようなヘビーさは皆無ですので、轟音系のポストロック好きなら問題無く聴けると思います。このアルバムを気に入ったメタルファンの方は、MY BLOODY VALENTINEやSLOWDIVE、SIGUR ROSなんかこの機会に聴いてみてはいかがでしょうか。
ALCESTを聴けば、ブラックメタルやポストロックがもっと楽しく聴けるかも!?

Myspace

| シューゲイザー | 19:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
チルドレン・オブ・ザ・デッド
 ゾンビ映画なんて大抵しょうもないものばかりなのですが、先日観た「チルドレン・オブ・ザ・デッド」はヒドかった・・・フォローの仕様がないです。軽くネタバレありです。

裏方で有名なトム・サビーニが主演を務めているのですが、この人は出たがりなのか、俳優としてもチョコチョコ映画に出演しています。有名なのだと「ゾンビ」の暴走族の役かなあ。最近だと「プラネット・テラー」にも出てましたね。

でトム・サビーニ目当てでレンタルしてきたわけですが、トム・サビーニは暴れるだけ暴れて15分で退場。主演なのに!映画自体も尻切れでTHE ENDと、詐欺のような内容でありました・・・

低予算ゾンビ映画でも「UNDEAD」はゾンビ映画への愛に満ち、ゾンビ映画の新しい地平を切り拓いた傑作だったのに、どうしてこうも差が出るのか・・・

あとはケン・フォリー主演の「ZONE of the DEAD」はどうなんでしょう?トレーラーを観る限り期待してもよさそうだけどなあ。シスターゾンビに日本刀!シチュエーションはちょっとバタリアンが入ってますね。
あとは「28月後」に期待したいところです。
| 映画 | 20:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
高橋組 / Trall-i-La-La
ひとえにパンクロックといっても様々なジャンルがあるのですが、その中でも最もニッチなジャンルがSvenska Trall Punkだと思います。ご存知でしょうか?Svenska Trall Punk。僕はこの高橋組というバンドで知りました。
「ご存知でしょうか?」なんて偉そうなことを言いましたが、実は僕もよくわかりません・・・誰か教えて!
わからないなりにざっとそのルーツや音楽性を挙げてみますと、

・スウェーデンのASTA KASKというバンドがSvenska Trall Punkの始祖
・民謡仕立てのメロディー
・スウェーデン語
・熱いメロディック・ハードコア

僕はASTA KASKも、高橋組が本作でカバーしているRADIOAKTIVA RAKERもまともに聴いたことが無いので、Svenska Trall Punkを語る資格は無いのですが、大体こんな感じです。
日本で最初にスウェーデン語を取り入れたパンクバンドはNOBODYSだと思うのですが、ここまで本格的にSvenska Trall Punkをやったのは彼等が初めてではないでしょうか。間違ってたらすみません。

僕はアルバム後半の曲が好きで、メロディアスな「ANGUSTIBULLER」、いかにも民謡をパンクにしちゃいました的な「GLOMDE」、トンチの効いた「FYLLERIST」がお気に入り。

哀愁メロディーに熱いメロコアサウンド。だけどスウェーデン語の響きが珍妙な、ちょっと癖のあるジャンルではありますが、かっこいいですよ。インパクト大です。

Myspace


| Svenska Trall Punk | 19:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
DEAD AND GONE / T.V.BABY
「ギルマンストリート」と聞くと真っ先に思いつくパンクバンドはRANCIDでしょうか。このDEAD AND GONEもまたギルマン出身ですが、RANCIDとは似ても似つかないアングラ路線のハードコアです。ギルマン界隈で異端なハードコアといいますとNEUROSISですが、あちらのスピリチュアルなへヴィロックとはまた違う、キナ臭く、ほんのり民族調のリズムを取り入れたハードコアです。

しかし、このバンドは音楽性よりも物騒なエピソードで有名なのです・・・以下はDOLL1997年9月号のインタビュー記事からの引用です。
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インタビュアー:ライヴの時に、誰かが墓場から死にたての赤ちゃんを掘り返してきて、ステージに飾ったって聞いたんですけど。

Joey(dr)「(中略)客の誰かがライヴに来る途中でどっかの墓場から掘り起こしてきたんだよ」

インタビュアー:ステージに吊るされてたんですか?

J「ドラムの真ん中にブラ下げてあったんだよ。ビニールの袋の中に入っていてね。俺は触ってもないけどね」

インタビュアー:(中略)その赤ちゃんは放ったらかしにしたまま演奏してたの?

Shane(Vo)「かわいそうな赤ちゃんだったけど、その時はライヴの雰囲気というか、客も本気で怒り出す奴もいなかったし。ただ単に、死んでるもんは動かないってだけのことで・・・」

インタビュアー:(中略)じゃあ今後の活動なんかを・・・。

Rockey(gr)「オレ達のライヴ観に来るときは死んだもの持参してくるようにしてくれよな(笑)」

S「死んだもの持ってきたら、ライヴがただで観れるよ(笑)」
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やあ!狂ってるね!

どこまで本当なのかわかりませんが、このエピソードはハードコア界隈では語り草となっております。
「客が気にしていなかった」て、そういう問題か!?

アレなエピソードのせいで忘れがちなのですが、このアルバム、なんとビリー・ジョーがプロデュースしているんですよ!尊敬する。
色んな意味で凄いバンドです。

Youtube

| 90'S HARDCORE | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
新作のことなど
久しぶりにレコードショップへ出かけてきました。やっぱりネットよりもたくさん情報が入りますね。
いつのまにかobscureが解散していたり、slowdiveの編集盤がリリースされていたり。びっくりしたのはロニー・ジェイムス・ディオさんの訃報でしょうか。この間までHEAVEN AND HELLで来日していたとばっかり思っていたのですが、なんとも残念ですね。心よりご冥福をお祈りします。

店内を見て気になった新作は、THE BLACK RYDERとLEMON'S CHAIR、それからFLAMING LIPSの「狂気」のカバーアルバムですかね。しかし5月に入ってから僕はどうにも体調が悪くてですね、今日は鼻水と寒気が止まらず試聴どころじゃなかったので、すぐに店を後にしたのでした。

それと意外にもInvasionenのアルバム、あっさり入手してしまいました。ざっと聴いたけど、凄くいいですね。でもMASSHYSTERIの2ndは全然見つからないです。

とまあ色々気になる音源があるのですが、今一番欲しいのは「はなまるなベストアルバム」ですねー。よかったですよね、アニメ。黒糖ドロップなんて4ADテイスト全開ですよ。やっぱりコクトー・ツインズにかけてるのかなあ。

シューゲイザーがアニソンになるなんて、まったく素敵な時代ですね。
| 雑記 | 19:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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