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SIMMER / YELLOW STREAK
イギリスのエモーショナルシューゲイズバンドSimmerのシングルが最高だぜ!

Floral Green」の頃のTitle Fightが根幹にあると思います。Title Fightがメロコア寄りのストレートなパンクサウンドを展開していたのに対し、荒々しい暴風ギターの中に「Nines & Sixies」の頃のMock Orangeを彷彿とさせるテクニカルなプレイを忍ばせていたりしてエモコア色が濃密なのが特徴です。

4曲収録で4曲とも素晴らしい!ザクザクしたギターからガオーンと粒子の荒い轟音ギターが炸裂するところなんかもう!メロディーセンスも良く、暗いとも明るいともつかない郷愁感にナイーブなボーカルと絶叫が被さり悶絶するほかなしです。

そんなわけで2015年ベストの傑作シングルです。エモファンは勿論のこと、「My VitriolはAlways Your Wayしか聴かないぜ」というシューゲイザーファンの方もぜひぜひ。

bandcamp

ライブ動画

音源はCut The Tensionさんで買えます。リリース元のDog Knights Productionsの音源はあんまり日本に入ってこないのでお早めに。
| EMO | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
MY PSYCHOANALYST / CHOREOMANIA
イギリスはダービーのバンドです。初めて聴きましたが活動歴は結構長いようで、今作は10曲入り3枚目のアルバムになります。
プロフィールに「Loud and Proud dreampop shoegaze」とあるように、このアルバムはDeep ElmやPoly Vinylのバンドを彷彿とさせる美しいエモサウンドに轟音ギターやドリーミーなインディーギターバンドのエッセンスを導入したもの。

キラキラしたエモ曲「Lobadabin」から予想外のカッティングギターとディレイがお洒落なインディーダンスロックの「Bupkiss」の冒頭の2曲の流れがもう、いきなりかっこいいです。透き通るようなドリーミーエモの「So Much Stuff」、中盤から大きく展開する「Clump Soul」とアルバム前半は美しい轟音エモの連発。
7曲目「Non Splodge」の終盤で突如パンク的爆音ギターが飛び出し、8~9曲目もパンキッシュな曲で大暴れ。で、ドローンギターが8分間鳴り響く「Abmission」で幕引きを迎えます。

スウェーデンのSore Eyelidsがエモコア寄りの激情感を表現するスタイルに対し、彼等はドリームポップ(このジャンル名大嫌いですが)寄りのアプローチをしていて上手いこと差別化がなされているように思います。

エモ好きからドリーミーな音楽が好きな方まで是非ともチャレンジしてみていただきたいバンドです。とても美しいです。

bandcamp
| EMO | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
SORE EYELIDS / ST
Sore Eyelids。スウェーデンの激情エモバンドSuis La Luneのメンバー在籍、当ブログでは初めて扱うエモにカテゴライズされるバンドの2012年リリースのアルバムでございます。

近年パンクやメタル界隈からシューゲイザーを取り入れる試みがなされ、去年出たTitle Fightのアルバムなんかも浮遊感を押し出したパンクサウンドで話題になりましたが、彼等は真打といってもいい程レベルの高いシューゲイジングエモをこのアルバムで聴かせてくれます!

エモ特有のドライで繊細なアルペジオの隙間から溢れだす轟音ギター、絶え間ないトレモロアームの揺らめき。
そこにメロディアスなベースにドカドカと疾走するドラムの劇的なリズム、リバーブをかけ明るいとも暗いともつかないメロディーを朗々と歌い上げるボーカル(レコ屋さんではモリッシーみたいと評されていました)で、もうメランコリック大爆発です!(意味不明)

アンビエントさや耳の痛いノイズでもなく、パンキッシュな疾走感重視のスタイル、アーミングを多用した音作りを聴くに、ルーツはMy Bloody ValentineやSlowdiveといったブーム全盛期のバンドではなく、2000年代のシューゲイザーリバイバル以降のバンドでもなく、90年代後半にひっそりとシューゲイザーをやっていたバンドの流れを汲んでいるような気がします。そこに昨今のエモリバイバルがリンクしたようイメージでしょうか。

ダイナミックなエモーショナルハードコアの爆発力と、不安定さを醸し出すトレモロのぐわんぐわんと歪み、伸びていく轟音は聴いていて最高に気持ちいいです

「とにかくヤバいから聴いてみろ」と無理矢理にでも聴かせたくなった超名盤!かっこよくて何度も針を落としちゃいます。

bandcamp


ちなみにSuis La Luneのボーカルがドラムで参加しているEdweenaってシューゲイザーバンドも卒倒もののかっこよさなので興味があったらそっちも聴いてみてください。音源が手に入ったらこのブログでも取り上げるつもりです。

Soundcloud


さらに余談の余談ですが、「パンクとシューゲイザー」の融合の雛型といえるバンドが90年代に既に存在していました。Twitterでフォロワーさんから教えていただいたSolar Coasterというバンドで、アルバムを一枚残してひっそり消えていってしまったのですが、これが70's Punkと90'sエモコアとシューゲイザー、そこにキンセラ系のフニャフニャボイスを乗っけた滅茶苦茶かっこいい音を鳴らしていたバンドなので良かったらそちらも探してみてください。今こそ再評価の時だ!

Solar Coaster - Likeness Of No One
| EMO | 19:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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