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久しぶりの更新となります。本格的な更新再開にはまだ時間がかかりそうですが、2011年も当ブログをよろしくお願いいたします。
既に解散してしまった日本のネオアコースティックバンド、狐の会のシングル三部作。左から1stの「抵抗と笑いとその後にくる虚しさ」、2ndの「秋の夢」、3rdの「暇つぶしの星のお姫様」になります。帯で「日本のベルセバ」なんて紹介されているように、少年少女たちの憂鬱で擦り減っていく日常を美しく描写したベルセバの詩情を、フォークやインディーロックっぽさゼロの混じりっ気なしのネオアコサウンドに乗せて日本語詞で歌い上げることに成功しています。さらに、シングルそれぞれに短編小説が付いていることからも、相当バンドの世界観にこだわりがあったとみえます。
バラード中心の1st、アコギ中心の2nd、女子ボーカルとのデュエットやポエトリーの3rdと、それぞれ作風は異なるものの、夢見がちな少年少女たちの無力感や憤り、そこからくる反抗心を優男ボイスでやや皮肉めいた(自嘲めいた)視点で歌う楽曲は、この手の音楽が好きな人には堪らないものがあるのではないでしょうか。
この手の日本のバンドが話題になることって少ないですが、一部では有望視されていたようで。でもアルバムが出ることなく解散してしまったようです。
青春小説や映画が好きな方、Jeepster期のベルセバが好きな方は是非手にとってみてください。
秋の夢(youtube)
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