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SLOPPY JOE / WITH KISSES FOUR
 ネオアコに関しては最近再発されたものをチョコチョコと聴いている程度の僕ですが、この音源の凄さは分かりますよ!既にネオアコ好きの方は手に入れていることでしょう、先日紹介したCLANDESTINEでベースを務める岩淵さんのメインバンドがこのSLOPPY JOEです。

鮮やかなカッティングギターにやたら動きまくるベース、グルーブ感いっぱいのドラム。さらに全編で景気良く鳴り響くラッパ!ボーカル岡さんの声は艶っぽく、カリスマ性があります。アルバム全体から醸し出される、このセピア調に彩られた空気はネオアコでしか味わえないものだと思います。実にいい感じです。

でもね、そこまでは普通の、よくあるネオ・アコースティックの名盤なんですよ。このバンドの凄いところはその先の領域に踏み込んだこと。とにかく皆演奏が上手く、卓越した演奏スキルから生まれるグルーブにはロックのかっこよさが満載で、「魅力的なネオアコ」の条件を満たしつつシャープにパンキッシュに攻める曲にはネオアコでありながらパンクロック、モッズ、パワーポップファンをも唸らせる凄味を感じます。

1曲目を再生した瞬間冒頭のドラムに「ネオアコ」を期待して聴いた人は一瞬困惑させられますが、すぐにそれは高揚へととって代わるはずです。2曲目の「sometimes」の鋭いギターも強烈な存在感を出しておりますし、「With Kisses Four」のバッキバキのスラップベースも凄いです。シングルカットされた「Portrait」のジャジーな雰囲気も素晴らしいですし、「Winter song」のスパニッシュギターソロも絶品です。個人的にはツッタカドラムがとっても楽しい「The Country」がお気に入りです。

とにかくスゲエから聴いてみろといいたい名盤です。↓に貼ったPortraitにおおっと思ったらレコード屋さんにダッシュですよ!

Portrait
| ネオアコ・ギターポップ | 19:27 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
狐の会 / シングル三部作

久しぶりの更新となります。本格的な更新再開にはまだ時間がかかりそうですが、2011年も当ブログをよろしくお願いいたします。



既に解散してしまった日本のネオアコースティックバンド、狐の会のシングル三部作。左から1stの「抵抗と笑いとその後にくる虚しさ」、2ndの「秋の夢」、3rdの「暇つぶしの星のお姫様」になります。帯で「日本のベルセバ」なんて紹介されているように、少年少女たちの憂鬱で擦り減っていく日常を美しく描写したベルセバの詩情を、フォークやインディーロックっぽさゼロの混じりっ気なしのネオアコサウンドに乗せて日本語詞で歌い上げることに成功しています。さらに、シングルそれぞれに短編小説が付いていることからも、相当バンドの世界観にこだわりがあったとみえます。

バラード中心の1st、アコギ中心の2nd、女子ボーカルとのデュエットやポエトリーの3rdと、それぞれ作風は異なるものの、夢見がちな少年少女たちの無力感や憤り、そこからくる反抗心を優男ボイスでやや皮肉めいた(自嘲めいた)視点で歌う楽曲は、この手の音楽が好きな人には堪らないものがあるのではないでしょうか。

この手の日本のバンドが話題になることって少ないですが、一部では有望視されていたようで。でもアルバムが出ることなく解散してしまったようです。

青春小説や映画が好きな方、Jeepster期のベルセバが好きな方は是非手にとってみてください。

秋の夢(youtube)

| ネオアコ・ギターポップ | 03:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
SILVER SCREEN / THE GREATEST STORY NEVER TOLD
先日「TO CALL UP THE SHADES」というコンピがHAPPY PRINCEからリリースされまして、ふむふむと眺めていたところSILVER SCREENの名前があってびっくり。
数年前にアルバムをリリースするとインタビューで発言していたのに何の音沙汰も無かったのですっかりその存在を忘れておりました。

こちらは2005年にリリースした1stアルバムでして、シューゲイザー専門のレーベルであるClairecordsから出ました。
「夕暮れの似合うSLOWDIVE」とでも呼びたくなるギターポップ。繊細で優しいメロディーと歌が堪能できます。

「WON'T YOU EVER KNOW」は直球のギターポップ。沁みます。「HELLO FRIENDS」は目を閉じて聴いてみればホラ、夕暮れの夏の海が目の前に広がるようです。終盤のフィードバックノイズが被さってくる展開もグー。透明な空気に満ちた「ALL I HAVE」、優しさ一杯の「SOMETHING TO PROVE」はギターの残響音がとっても心地よく響き渡ります。「ROCKINGHORSE ROAD」のドリーミーさは特筆に価すべきだし、「GIRL LIKE YOU」は抜群のコーラスワークが光るダンスナンバーです。収録されている12曲ぜんぶが素晴らしい出来映え。

ギターポップ、シューゲイザー、北欧ポップが好きなら買って損はないかと。
ひっそりと手元に置いておきたい名盤です。

Myspace
| ネオアコ・ギターポップ | 03:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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