スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
ROTTEN MIND / I'M ALONE EVEN WITH YOU


2016年現在未だにフィジカルを入手できていないかっこいいパンクのレコード。2015年リリースのスウェーデンのバンドの1stアルバム。

このブログでいつも紹介するMasshysteri系…というよりはSteve Adamyk Band(以下SAB)のシリアス路線の曲を主軸に置いた哀愁パンク。このたとえで伝わる人には伝わるであろうと信じております。

ウーメオパンク的な硬質ギターサウンドに哀愁メロディーとSABのポップパンクサウンドが奇跡的なバランスで融合を果たしている上に、クドくなりすぎないギターソロをすんなり入れてくるあたりこのジャンルをワンランク引き上げた印象があります。この洗練のされ方はMasshysteriというよりは前身バンドのVicious的ですね。

ボーカルはSABのようなコーラスワークで魅せるのではなく存在感あるボーカリストがぐいぐい引っ張っていくスタイル。DescendentsのMiloとLinkの柳井さんを足して3で割ったような、しゃがれたガキくさいボーカルが最高だあ〜!

リリース元のLovely Recordsは新興レーベルにもかかわらずYoutubeでは驚異的な再生数をたたき出していたりします。それなのに全然日本に入ってきてなくてほとんど話題にもなってないような気がして残念です。素晴らしくかっこいいアルバムなんでBaseあたりに入荷しないもんでしょうかね。

bandcamp
| 2010'S PUNK | 18:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
SCUM OF TOYTOWN / CELLS


2015年リリースの見逃していたかっこいいパンクのレコード。UKのアナーコパンクバンドの2ndアルバム。その活動歴は古くなんとこれが20年ぶりのアルバムになるのだそうです。

スカ〜ダブのリズムに暗い哀愁メロディーが乗るパンク。女性ボーカルの声質はこのジャンルにありがちなタイプですが、パンクと言うよりもむしろフォーク歌手的な落ち着きと慈愛を感じるのが特徴です。機関銃のようなドラムに引きずるようなベースの重厚なリズムが強烈。リズムパターンの引き出しも多くこれだけでもおおいに楽しめます。

お気に入りの曲は「Come Die With Me」。ブレイク時にモスキート音を入れるのってなんかすごい斬新!アルバム後半へ進むにつれイギリスらしいどんよりとした雰囲気から民謡調のメロディーが強調されていくのはジャケットのロボットが徐々に民族性を取り戻していくようでなんか示唆的だなあと。ただの深読み?

2016年もこういう暗いパンクを聴いていきたい。

bandcamp
| 2010'S PUNK | 19:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
MANDATES / IN THE BACK OF YOUR HEART
カナダのパンクバンドMandatesの2ndアルバムが出ましたね。

Devil DogsとExploding Heartsの存在無しにはあり得なかったサウンドで、ざっくりと言ってしまえばCRY!やVan Buren Boys、Mother's Children(この後スプリットを出しました)とかあのあたりの雰囲気のバンドなのですが、彼等流のアイデンティティをしっかり確立しています。

先述のバンド群とルーツは同じながらもグラムやパーティー調のバンドに付き物の女々しさ、おセンチさを綺麗に払拭し、カラッとした明るいノリを重視。エッジが立った鋭いギター、テクニカルでスリリングな演奏による加速に次ぐ加速が本作の胆であります。

強力な曲が並ぶ中特に存在感を放っているのは「Lookin' Up」と「Katie, Katie, Katie」でしょうか。Lookin~は予想の付かない展開で魅せてくれましたし、KatieはアルバムのなかでもExploding Hearts色の濃い曲で切ない。だからこそ他の曲の明るさがより際立つのです。

今年のベスト候補。このジャンルの最前線に躍り出たと言っていいでしょう。故に必聴!

bandcamp
| 2010'S PUNK | 21:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
OVENS / ST
2013年のベストに選んだTony Molinaの「Dissed And Dismisses」は初期のWeezerを思わせる名作で深く私の心に残りました。で、このOvensはそのTony Molinaさんがリーダーをつとめるバンド。

音楽性はWeezerの1st〜2ndの空気を完璧に再現してみせたソロとほぼ一緒ですが、細かな差異を箇条書きで表しますと、

・ソロよりもパンキッシュ
・本家よりもメロディーはクラシカル
・転調を用いた多彩な曲構成

といった感じでしょうか。

「Hash Sesh」の爆走する出だしからテンポ落として盛り上げるところなんて感涙ものだなあ!「Inside Your Head」なんて途中から「Only In Dreams」に!最高最高!!
ちなみにこちらのシングルはなんとあのFastbacksの天才ギタリストKurt Bloch先生によって録音されたもの。新旧のメロディーメイカー同士によるシングル。無論悪いはずがありません。

初期のWeezerが忘れられない…でもフォロワーバンドを聴くのは嫌…。そんなお嘆きの貴兄はこの機会に聴いてみてはいかがか。

bandcamp

ちなみに「Dissed And Dismisses」は一時期廃盤となっておりましたが、名門Slumberlandが再発してくれました。流石だ。
| 2010'S PUNK | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
GOOD THROB / FUCK OFF
Shitty Limits、Love Triangle、Sceptres、Noのメンバーによるパンクバンドの1stアルバム。シングルがとてつもなくかっこよくてアルバムが楽しみでありました。

前述のバンド群は真っ当なパンクロックだったのになぜこうなった?と思わずにいられないちぐはぐなグルーブと癖になるキャッチーさ。そしてアートワーク、歌詞、演奏、録音から何までとにかく汚らしいのが特徴であり魅力です。
ガリガリのカッティングギター、ズレまくるリズムにスクリームとヴォミットを使い分ける女性ボーカル。滅茶苦茶なのに辻褄が合っている絶妙なバランス感。

金太郎飴アルバムでどの曲もかっこいいのですが、イントロのドラムが最高な「Acid House」、混雑時の電車内のイライラを歌った「Central Line」が良かったです。

ロウでプリミティブなパンクのファンが聴くバンドなのでしょうが、知的な面も感じられます。性器や割れた手鏡、肛門から飛び出したキャンピングカーのイラストや切り貼りのアートワークからはスカム、アヴァンギャルド、ジャンクなパンクがイケるクチならきっとピンとくるものがあるでしょう。

原始的な衝動と芸術性を感じる傑作。これこそがパンクだと声を大にして言いたい。

bandcamp
| 2010'S PUNK | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
TRANSISTORS / IS THIS ANYTHING?
ニュージーランドのパンクバンドTransistorsの2nd。どこにでもいそうな名前のバンドですが、このバンドを仕入れたハイパーイナフが狂喜するだけあって他の追随を許さぬ凄まじい内容です。

あまり起伏を持たせず直線的に高速でぶっ飛ばすスタイル。要所要所で挿入されるノコギリのような轟音ギターと暗すぎず明るくもないメロディー。そして、Pete Shelly風のとぼけているようなボーカルが絶妙に曲を彩る。
ハイパーイナフのレビューの通りHusker Du~Bob Mouldラインの音であり初期のSuperchunkのパンクな曲の雰囲気も感じるのですが、ギリギリでエモーショナルハードコアになりきらない軟弱なラインを保っていて、結果、80年代初頭にいたパンクとハードコアの中間のバンドや90年代のオルタナの流れを汲むバンド、さらには現代のパワーポップ好きまでジャンルを越えて支持されそうなかっこいいパンクロックになっていると思います。

1曲目の「Method Actor」こそ途中で加工されたロボットボーカルが入ってきてでっかいクエスチョンマークなんですが、そこでギブアップせずに2曲目以降にトライしてみてください。一分もしないファストな「Ex-Communicator」からリードトラックと思しきポップな「Your Life Could Be So Easy」の流れはいい!最後の「Dirty Diver」はRideっぽいボーカルとノイズが爆ぜる雰囲気の曲でなかなかです。悪ふざけからシリアスまで出来るバンドってことでしょうかね。

2013年のリリースですが日本に入ってきたのが2014年なのでベストに入れちゃおうかなあ…なんて気も起きる傑作ですよ。

bandcamp

追記:ノコギリギターとか言ってたら本当にPVでノコギリギターが出てきましたた。
| 2010'S PUNK | 21:02 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
HURULA / VI AR MANNISKORNA VARA FORALDRAR OSS FOR
Regulations、Vicious、Masshysteri、Lost Patrol Band、Invasionenと数々のバンドを渡り歩きUMEAのパンクシーンを引っ張ってきたRobert Petterssonさん。特にMasshysteriは世界中にフォロワーを産み出すほどの人気を誇りましたが2枚のシングルと2枚のアルバムをリリースして惜しまれつつ解散。
デニス・リクセゼンさん率いるInvasionenに参加するもいつの間にか脱退されていてその後の動向が注目されていましたが、ソロ名義で満を持してのアルバムリリースと相成りました。

このアルバムではRobertさんのポップセンスがこれまで以上に発揮されています。Masshysteriが2nd以降のThe Boysをやっているような、鋭さと哀愁、甘さがせめぎ合う圧倒的に美しい名盤ですよ!

オープニングを飾る「Allt Ska Forsvinna」で聴けるカッティングギターはMasshyteriの感動よ今再び!って感じ。先行公開されていた「22」はRobertさんのボーカリストとしての凄さがヒシヒシと伝わる名曲だ!独特なハイトーンボイスとスウェーデン語の響きが感動を呼び起こします。

ピアノを全面的に押し出したドリーミーな「Sluta Deppa mig」も新しい試み。こういう曲を歌ってもかっこいいですね。
B面の「Sveriges Ungdom」の勇壮なイントロを聴くとやっぱりメタルの国の人だなあと思いました。
「Be My Baby」のリズムを取り入れた「Jag Ville Glomma Dig」は北欧の冷たさを含んだリリカルなピアノが絶句するほど美しい曲。
全てがまぶし過ぎる「Stockholm Brinner」、ラストの「Det Ar Ok Om Du Glommer Mig」は正に大団円って雰囲気満載の曲。終盤掻き鳴らさられるギターを聴けば、こみ上げてくる何かがきっとあるはず。

ああ、やっぱRobertさん天才だったんだなー!どんなにフォロワーが現れてもこんな音楽は誰にも作れっこないですよ。

Invasionenが「まあ悪くはないんだけど、こういうのじゃなくてさー…。」って方向に行っちゃったの対し、Robertさんは自然な洗練のされ方をしていると思います。ViciousからMasshysteriにおいても徐々に綺麗な音になっていきましたし、十分受け入れられる範疇の変化ではないでしょうか。

往年のファンならずとも楽しめるアルバムなのですが、どういうわけか値段が3,990円と非常にアレなことになっています。これじゃあMasshysteriを知らない人は絶対聴かないでしょうねえ。それ以外はもうホント完璧なんですけど!

※6月10日追記
大事なことを書き忘れていました。インナースリーブはMasshysteriの1stアルバムと同じ割れた鏡のデザインになっており、そこに収められた写真が燃えるアコギを構えた女性(男性かもしれません)というファンなら嬉しい仕様になっています。是非手に取って確認してみてください。

ライブ動画←Masshysteri時代の曲もやってるみたい
| 2010'S PUNK | 18:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
TELEDROME / ST
カナダのニューウェイブ・パンクバンドTeledoromeの1stアルバム。レコ屋さん情報によると、中心メンバーのRyanさんはZebrassieres、White Wires、Going GA GA records周辺と繋がりのある方のようです。

ツイッターで見た「シンセ入ったFirestartar」という評が一番しっくりきます。

冷たく大仰に鳴り響くシンセサイザーはゲイリーニューマンあたりの80年代ニューウェーブを連想させ、レトロフューチャーな雰囲気を演出。最初に聴くときは拒絶反応を起こすかもしれませんが聴き込んでいくとこれが実に良い。

切れ味鋭いギターでしっかりパンクロックを表現出来ていますし、リフもなかなかにキャッチーです。反復するフレーズが中心の音作りの中で、歌メロはどんどん前に出てリードしていきます。メカメカしいエフェクトがかけられたボーカルも聴いていて楽しい。

パンクロックの破壊的なカタルシスよりも秩序だった整合された音世界を、即効性よりも中毒性を重んじるスタイルのパワーポップパンクと見なして向き合う音源なのだと思います。
ニューウェーブはちょっとなーシンセはちょっとなーという人も、正にシンセ入ったFirestartarな「Boyfriend」、レトロフューチャーよりもレトロゲームと言った方がよさそうな「Parallel」あたりはおおっとなるんじゃないかしらん。

宇宙空間で演奏するFirestartarとそれをキャッチする地球の僕たち…。なんて想像すると楽しいよ!

bandcamp
| 2010'S PUNK | 00:02 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
CRY! / DANGEROUS GAME
まるでExploding Heartsみたいだ、とこの手の音楽好きを大いに沸かせてくれたパワーポップバンドCry!の2ndアルバム。
まず一目見てグラマラスで危険なパワーポップだと分かるジャケット、アルバムタイトルがいいですね。

今作では1stアルバムで聴けたあからさまなパンクパート〜ソウルパートの転調は綺麗に整理されました。アレはアレでニュースクールハードコアやメタルコアのビートダウン、モッシュパートみたいで面白い試みだと思っていましたが、聴きやすさを考えると潔く止めて正解かもしれません。

で、肝心の曲の方ですけど、歌もメロディーも冴えに冴え渡っています。
そして意外にもExploding Heartsっぽさがないのです。個人的にはWlydlifeがキュートにセクシーに進化したらこうなった、みたいな印象を受けました。
でもってCRY!が凄いのは、この手のハイテンションなパーティーポップにつきものの聴き疲れをあまり感じさせないこと。全10曲でトータル30分足らずということもありますが、楽曲のテンションに乗せられて、飽きることなくもう一周と再生ボタンを押してしまう。

バンドの飛躍がそのままアルバムに表れた名盤です。このジャンルの新しい定番ともなり得るような気がします。故に必聴なのです。

そして無敵のバンドにも転機が訪れたようで、先日元Midnight CallersのメンバーであったベースのDaveさんが脱退された模様。後釜にはVan Buren Boysの人が納まったようです。

bandcamp

ライブ音源
| 2010'S PUNK | 20:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
DINOS BOYS / LAST ONES
ディノズボーイズ!当ブログの2012年ベストにてシングルがランクインしたアトランタのパンクバンド待望のフルアルバムが届きました。結論から言ってハイ、名盤です。あまりのかっこよさに最近はこればかり聴いているのです。

ガチャガチャしたギター、味気の無いメロディー。削ぎ落とされた洗練さとは真逆をいく痩せ細ったガリガリの音。好きな人はとことん好きになる70'sパンクバンドの理想形といえそうです。
引き合いに出されている同郷のCarbonasや、この手のジャンルの代表格であるFM Knivesよりもスピードはやや遅め。代わりにグイグイ引っ張っていくドライブ感と程よく調子こいてるボーカルが醸しだす、楽しくて、でも決して健全ではない雰囲気が武器です。

陽気でちょっと間抜けな「Kid You Hate」、大爆発のようなイントロが凄い「Knee High」、「エックス!エックス!エックス!」の掛け声がかっこよすぎる「Marie Laveau」の3曲の流れは特に気に入っております。超絶かっこよかったシングルの「Play Dead」の再録バージョンも雰囲気を壊さず巧くアルバムに溶け込んでいますね。ラストは青春パンクフレイバー漂う「She's Outdated」でお別れ。

スカスカで抜けの良い乾いた音なので70'sパンクに苦手なイメージを持っている方でもきっと楽しめると思います。私的には今年のベストパンクアルバムです。なので見かけたら買いましょう即買いましょう。ついでにシングルも買いましょう。

bandcamp
| 2010'S PUNK | 17:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

CALENDAR

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>

SELECTED ENTRIES

CATEGORIES

ARCHIVES

RECENT COMMENT

ブクログ

MOBILE

qrcode

LINKS

PROFILE

SEARCH

SPONSORED LINKS