「ギルマンストリート」と聞くと真っ先に思いつくパンクバンドはRANCIDでしょうか。このDEAD AND GONEもまたギルマン出身ですが、RANCIDとは似ても似つかないアングラ路線のハードコアです。ギルマン界隈で異端なハードコアといいますとNEUROSISですが、あちらのスピリチュアルなへヴィロックとはまた違う、キナ臭く、ほんのり民族調のリズムを取り入れたハードコアです。
しかし、このバンドは音楽性よりも物騒なエピソードで有名なのです・・・以下はDOLL1997年9月号のインタビュー記事からの引用です。
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インタビュアー:ライヴの時に、誰かが墓場から死にたての赤ちゃんを掘り返してきて、ステージに飾ったって聞いたんですけど。
Joey(dr)「(中略)客の誰かがライヴに来る途中でどっかの墓場から掘り起こしてきたんだよ」
インタビュアー:ステージに吊るされてたんですか?
J「ドラムの真ん中にブラ下げてあったんだよ。ビニールの袋の中に入っていてね。俺は触ってもないけどね」
インタビュアー:(中略)その赤ちゃんは放ったらかしにしたまま演奏してたの?
Shane(Vo)「かわいそうな赤ちゃんだったけど、その時はライヴの雰囲気というか、客も本気で怒り出す奴もいなかったし。ただ単に、死んでるもんは動かないってだけのことで・・・」
インタビュアー:(中略)じゃあ今後の活動なんかを・・・。
Rockey(gr)「オレ達のライヴ観に来るときは死んだもの持参してくるようにしてくれよな(笑)」
S「死んだもの持ってきたら、ライヴがただで観れるよ(笑)」
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やあ!狂ってるね!
どこまで本当なのかわかりませんが、このエピソードはハードコア界隈では語り草となっております。
「客が気にしていなかった」て、そういう問題か!?
アレなエピソードのせいで忘れがちなのですが、このアルバム、なんとビリー・ジョーがプロデュースしているんですよ!尊敬する。
色んな意味で凄いバンドです。
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