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SONIC AVENUES / ST
このバンドが出てきた時はビックリしましたねー。いろんなパンクバンドがデビューするたびに「Exploding Hearts好きにオススメ!」って触れ込みが付いて回っていましたけれど、真打はこのバンドでしょう。「Out Of My Head」って曲を聴いた時は「遂にExploding Heartsの後継者が現れた!」と唸ったモンです。

オリジナル盤は2009年にカナダのGOING GAGAから出ていましたが、こちらはドイツのTAKEN BY SURPRISEから出た再発盤。オリジナル盤はジャケが黄色です。
一応僕もオリジナル盤を持ってたんですが、不注意で台無しにしてしまいました・・・Sonic Avenuesさん、パンクロックファンの皆さん大変申し訳ありません。

Exploding Hearts以降のバンドに顕著なグラムのギトギトした要素を完全に取っ払った煌びやかで哀愁がかったメロディーに、裏返り気味のハイトーンボイスの完璧なロマンチックサウンドは、きっと普段パンクロックを聴かない人でもメロメロになること間違いなしです。
冒頭の「Hiding From You」からラストの「Burn My Mind」まで全てが名曲で、全10曲をドラマチックに駆け抜けます。是非とも↓のリンク先で聴いてほしいです。ホント、このバンドの曲は泣けるんですよ・・・

Out Of My Head
| 2000'S PUNK | 22:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
EXPLODING HEARTS / GUITAR ROMANTIC
 このバンドを初めて聴いたのは大学生の時だったでしょうか。当時夢中になっていたハードコアに飽きはじめていた時、何か面白い音楽はないかと探していたところ、これまた当時よく見ていた70'S PUNK系サイトのこのバンドの評価が軒並み絶賛を通り越して神格化に近いものでしたので、このバンドは一体?と手にとったのを覚えています。

70'S PUNKをベースにし、ソウルやモータウン、グラムロックを取り込んだパワーポップ・パンクサウンドはこれまでに聴いたことのない全く新しいものでした。ポップで、クールで、キラキラで、スウィートで、切なくて・・・神格化も頷ける圧倒的なレベルの楽曲と完成されたスタイルは多くのフォロワーを生み出しました。

神格化の理由はもう一つあります。彼らはこのアルバムをリリースしてから一年も経たずして交通事故でギタリストを除く三人が亡くなるという悲劇にみまわれました。

2002年のリリースですが、今だって新鮮な感動に満ちています。楽曲、ジャケ、アートワーク、ルックス、佇まい、何もかもがパーフェクツ!

このEXPLODING HEARTSというバンドは僕にとって、そしてこの手のパンク好きにとって特別なバンドでありますので、このブログを読んで下さっているシューゲイザー好きの方にも聴いていただきたいですほんと。
パンクの枠を越えた、2000年代で最も重要で、GUITAR ROMANTICの名に恥じない、ロマンチックが止まらない最高のロックンロールアルバムです。

Youtubeの追悼動画
| 2000'S PUNK | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
DECIBELS / THE BIG SOUNDS OF THE DECIBELS
2003年に来日もしているカリフォルニアのDECIBELSの名作2ndがこちら。リリースはスクリーミングアップルから。

内向的な音楽好きのおっさんたちがビートルズをはじめとする60年代サウンドとモッズのビートを掛け合わせ、カリフォルニアのお日様の下で天日干しした結果、出来上がった音楽は青臭くもキラキラした完璧なパワーポップでした。
これが出たのは2001年。これまでに沢山のパンク・パワーポップの名盤が出ていますが、このアルバムの独特なピュアな雰囲気に肉薄するアルバムってあんまりないような気がします。故に尊いバンドなのです。

このアルバムは音がとてもクリア。ギターは爽やかに響きわたって心地いいですし、巧みなドラムさばきによる抜けのいいクリアな疾走感の素晴らしさも特筆に値すべきです。
モッズな「MILLION WAYS」、音の質感やムードは60年代でメロディーは現代風(ちょっとマフスっぽい)の「ENCOURAGING」、優しいメロディーの「SMILE」、泣きメロポップナンバーの「SYMPATHY」。そのなかでも1番のお気に入りはオープニングを飾る「WRONG WAY RIGHT」です。
ピアノの伴奏、かき鳴らされるギターとハウリング、青臭さすぎるメロディーとナイーブなボーカルに涙腺は崩壊です。

全体的に泣きのメロディー漂うパワーポップですが、「哀愁」とか「号泣」ではなくホロリとくる感じです。攻撃的なパンクロックを求める人にはオススメしないけど、パワーポップファンやギターポップファンは手にとっていただきたいアルバム。アタリスとかウィーザーのファンにもいけるかも。

あとEGGINGから出てる編集盤にはTHE BOYSのカバーなんかも収録されてたはず。気に入ったら探してみてください。

Myspace←でTHE BOYSのFIRST TIMEも聴けちゃいます。青臭くも美しいカバーです。必聴!
| 2000'S PUNK | 00:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
FM KNIVES / USELESS & MODERNS
2000年代は70'S PUNKスタイルのパンクバンドが数多くの素晴らしい音源をリリースしましたが、その中でも70年代の空気を完璧に捉えた稀有なアルバムがこちら。
凶暴さと倦怠感を放出するプリミティブなギターサウンド、このジャンルにしてはちょっと珍しいオカズ入れまくり、叩きまくりのドラム。そしてミック・ジョーンズ似のハイトーンボーカル。チープだけどポップなメロディー満載、センス抜群なバンドサウンドなんです!

電撃のようなギターのイントロで幕を開ける1曲目の「I LIVE ALONE」、4曲目の「SUMMER HOLIDAY」はたった1分半の曲ですが、イントロ良し、メロ良しの痛快な曲。「IF YOU ONLY KNEW HOW MUCH I FUCKING HATE YOU」の狂ったギターソロも凄すぎる・・・で、特にお気に入りなのが、2曲目の「16 D.O.A」です。ドライブ感全開のギター、暴れまくるドラム、サビの「パナナナナナナナーナ♪」という、ナメきったボーカル。これ以上ないってくらいポップで凶暴なサウンドにシビレまくり。

残念ながらFM KNIVESはこのアルバムのみで解散してしまったのですが、このサウンドはパンクロッカーを志す者にはお手本となるべき素晴らしいものです。

ところでこの「USELESS & MODERN」はリリース当初ソッコーで売り切れて、今出回っているのがBROKEN REKIDSが再発したバージョンなんですが、そちらはジャケットが違います。僕が持っているのはMOO-LA-LA RECORDSのものなんですが、これはオリジナル盤なのかしら?誰か知ってたら教えてください。ちなみにCDです。

Myspaceオイシイ曲は聴けないけど・・・
| 2000'S PUNK | 22:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
INDUSTRI ROYAL / TACKY SKILLS
 スウェーデンのUMEAを中心としたパンクシーンは現在とんでもないことになっておりまして、INVASIONENやMASSHYSTERIなどが台頭してきているわけですが、このINDUSTRI ROYALもまたとんでもないバンドでございます。なんというか、風格や佇まいが他のバンドと明らかに異なるのですよ。はっきりいってこのバンドの纏うオーラは、スタジアムバンドのそれに近いと思います。

一度聴いたら絶対に忘れないメロディー、重ねたボーカルによるサビの高揚感、どこをシングルカットしてもよさそうな楽曲の数々。無駄が無く完成されたパンク・パワーポップです。「LIE LIE LIE」、「THE BEAT BOY」、「LOCATION LOCATION LOCATION」、「SEVEN YEARS」など、どキャッチーな曲に混じって、様々な展開をみせる「FORMER FRIENDS」がいいアクセントになっています。あっという間に終わるゴージャスなキーボードが入った「LET'S CONQUER THE WORLD」も面白い。

ロッキングオンなんかがプッシュしたら、あっという間に世界中の人気者になっちゃいそうなポテンシャルを持っているのですが、人気者になったらなったで気に入らないのがパンクファンの悲しい性でしょうか。
正直HIVESとかMANDO DIAOとかどうよ。

残念ながら流通が悪く入手は難しいですが、「1stでこんな凄いアルバム作っちゃって大丈夫?」ってくらいの大名盤です!見かけたらソッコーでレジに持っていきましょう。

Myspace
| 2000'S PUNK | 20:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
LET'S WRESTLE / IN LOVING MEMORY OF・・・+5
 リニューアルする前のタワレコのHPで久保憲司さんがレビューしていたのがキッカケで知りました。よくジョナサン・リッチマンが引き合いに出されるロンドンのショボポップパンクバンド、LET'S WRESTLEのEPにボートラを収録した編集盤。
このバンド、なんとNMEがプッシュしているのですよ!(どーでもいいダンスバンドばっか持ち上げてる印象しかない)

ショボくってノイジーなギター、頼りないベース、ヘボいドラム。とても17歳とは思えないオッサンくさいボーカル。だけどこの胸のトキメキは何?
そんなMODERN LOVERS譲りのサウンドも魅力たっぷりですが、なんといっても歌詞でしょう。そちらは久保憲司さんのレビューを参考にしていただければわかっていただけると思うのですが、文化系ロックファンならきっと胸に迫るものがあるんじゃないでしょうか。

「情けないけどロマンチック」、僕はこういうのに弱いんですよ。ジョナサン・リッチマンもそういうところがありましたね。

Myspace

※2010年8月17日追記
リンク先が表示されなくなっているので、歌詞の一部を載っけときます。

 「何枚レコードを買っても この虚しさは埋められない」 ("I WON'T LIE TO YOU")

 「音楽が僕の恋人 だから彼女のためならなんだってするんだ」 ("MUSIC IS MY GIRLFRIEND")

 「聴きたくないんだ レゲエは聴きたくない」 ("JOE REDDINGTON YOU'LL BE THE DEATH OF ME")

 「さあ闘おう レスリングしようぜ」 ("LET'S WRESTLE")

 「いつかきっと マンガを読むのと赤ワインを飲むのが好きな人に出会えるはず」 ("SONG FOR ABBA TRIBUTE RECORD")

 「ハスカー・ドゥーのメンバーになれたらいいのに」 ("I WANT TO BE IN HUSKER DU")
| 2000'S PUNK | 00:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
LOST PATROL BAND / AUTOMATIC
 スウェーデンパンクシーンの重鎮、デニス・リクセゼンさんのLOST PATROL BANDの2ndアルバム。2006年リリース。

メンバーチェンジがあったようで、キーボードはなくなってしまいました。しかしそのぶん楽曲はパンキッシュになり、さらに洗練された極上のパワーポップ。もう最高のアルバムです。

全曲素晴らしいのは言うまでもないのですが、「CITY OF DEAD」、「AUTOMATIC KIDS」、「30 SOMETHING」は現代パワーポップの最高峰だと思います。
この音源は素晴らしすぎて、あまり言うことはないですね。是非聴いてみてその凄さを体験していただきたいものです。

現在バンドはINVASIONENと改名してアルバムをリリースしています。聴いてみたいのですが、案の定入手しづらい状態にあるようです。

AUTOMATIC KIDS
| 2000'S PUNK | 13:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
LOST PATROL BAND / ST
 REFUSEDやTHE (INTERNATIONAL)NOISE CONSPIRACYのフロントマンとして活躍してきたデニス・リクセゼンさん率いるバンドがこちら、LOST PATROL BANDです。元々はアコースティックユニットだったようですが、スウェーデンのパンクシーンの精鋭を集め、バンド形式になってからの1stアルバムです。

REFUSEDでは先鋭的なハードコアを、THE (INTERNATIONAL)NOISE CONSPIRACYではポリティカルなガレージパンクをやってきましたが、このバンドでは70'Sパワーポップをやっています。

曲と演奏自体はとてもシンプルなんだけど、それでいて奥が深く、飽きることはありません。スウィートなメロディにデニスさんのエモーショナルなボーカル、もう辛抱堪りません。

どれをシングルにしてもいい出来ですが、3曲目のキーボードを活かした大人っぽいポップナンバー、「GET READY」が好きです。

デニスさんは、母国ではとっくにヒーローとなっている(多分)のですが、ここ日本では知名度があまり無く、一部の人達から神扱いされている程度。それこそHIVESやMANDO DIAOを聴いてスウェーデンのガレージパンクに興味を持ったのなら、絶対にチェックしなければならないバンドですよ。

GET READY
| 2000'S PUNK | 12:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
BABY SHAKES / THE FIRST ONE
NIKKI & THE CORVETTES譲りのキュートなロックンロールパンク!デビューは2005年(多分)、NY出身のBABY SHAKESの1stアルバム。中心メンバーは女の子3人ですが、サポートドラムとしてCARBONAS(関連プロジェクトがやけに多い、とても格好いいパンクバンド)の 人が参加しています。2008年リリースです。

曲の出来は勿論、ハート型の7インチをリリースしたりと、シングルの段階で好き者の間で話題になっておりましたが、最近リプトンのCMソングに起用されたりして、ごく一部の人間を震撼させました。

アルバムのなかで特に気に入っているのがラストの「JUST ANOTHER」です。ウ〜ラ ララ シャ〜ラ ララ ベイベェ〜♪うーん、クールでキュートで実によろしい。
さらに国内盤CDにはシングルの曲が収録されておりまして、アルバムと比べて超パンキッシュで、とんでもないカッコよさ。7インチは既に廃盤なので是非国内盤を。

パンクやガレージ、ガールズポップをはじめとしたポップな音楽が大好きで、まだ聴いていないのであれば迷わずレコード屋さんへGOですよ。BABY SHAKESのない人生なんて・・・!

Myspace
| 2000'S PUNK | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
MANIKINS / AGALMATOPHILIA
MANIKINSのイタリアのレーベルから出した1stと、P.TRASHから出した2ndアルバムを1枚のCDに収めたお得盤がこちら。

1stは、まさにRIP OFFS直系といえるトラッシュガレージパンク。このころからなかなかのクオリティで「GET UP!」、「I DON'T NEED YOU」、「KISSIN' COUSINS」あたりは燃えさえてくれます。

2ndはよりパンク、ロックンロール度を強めた内容になっております。特に「YOU'RE OUTTA LOVE」は3rdにつながるようなポップな佳曲。
さらにこの2ndではオーストラリアのガレージパンクバンド、RADIO BIRDMANのMONDAY MORNING GUNK、またまたオーストラリアのFUN THINGSのSAVAGEのカバーを披露しており、彼らのルーツを垣間見ることが出来ますよ。

彼等を手放しで絶賛してきた当ブログですが、正直3rdと4thが桁外れの傑作なので、ちょっと物足りなく感じてしまいます。
中古でよく見ますので後回しにしても問題無いかな。3rdと4thを聴いてから聴いてみると、サウンドの変遷がよくわかると思います。

Myspace
| 2000'S PUNK | 10:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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